子どもたちと

2月24日記   もどる  トップへもどる

 「こんにちは」
学校帰りの子どもたち4人と方向が同じになった。ちゃんと挨拶もする。
「こんにちは」
「あのね、この子何年生だと思う?」と一人の子が言う。
「見ず知らずの人にそんなこと聞くものじゃないよ」とほかの一人がたしなめるように言う。
「分からないよ」と答えると、5年生が3人、4年生が一人だと説明した。

 一昨日は5月中旬の暖かさで、気圧配置を見ると、後の荒れ模様の強さが予想されたが、まさに予想どおりで、夜から昨日の朝にかけての強風は物凄いものだった。さらに厳しい寒波も戻って、昨日は道路で雪が風に舞っていた。
 今日は静かになり、夕方外を歩いてきた。鵜川の橋の上から黒姫の写真を撮り、鵜川神社を通って家から遠くないところまで来たところである。

鵜川の端の上から黒姫山 2月24日撮影

 一人の子どもがときどき小石のようなものを投げる。見つけたほかの子どもが
「やたらに石を投げるな」
「石じゃないよ」
その子が私に見せたのはマツボックリだった。マツボックリとなると私のほうが黙っていられなくなる。
「今度はこっちから質問するぞ」
「うん」
「良く見るとホラ、きれいに並んでいるだろう?」
「うん」
「これが何列あるだろうというのが問題なんだ。こっち向き(左巻き)の列とこっち向き(右巻き)の列がそれぞれ何列かということだよ」
「?」
「ちょっと真剣になって、一緒に数えてみようか」
とうとう一緒になって数えてみた。列の数がでたらめでないことをちょっとだけ説明した。マツボックリを投げていた子どもは、「まだこんなにいっぱい集めたんだよ」とふくらんだヤッケの両ポケットを見せてくれた。
「すごいな」と褒めておいたが、あとでまた数えてみてくれるかな。

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