4 鼻水・鼻詰まり

子供は大人より健康ですが、唯一の例外が、風邪。そして、風邪といえば鼻水です。普段は自慢の子供でも、とうてい可愛らしいとは言えない、鼻たれ小僧になりますね。鼻水はなぜ出るのでしょう。鼻の組織からは粘液が分泌されて、ゴミを含む粒子を濾過したり、捕獲します。ウイルスの場合は、この組織に炎症や刺激症状を起こします。炎症を起こした鼻の組織は、通常より多くの粘液を分泌いたしますが、その多い部分は外に流れ出します。鼻水の出る普通の風邪は熱も出します。この鼻水が喉の奥に流れて咳の反応を引き起こせば咳が出ます。鼻水が2〜3週続くと副鼻腔炎を生じる事もあります。鼻水が溜まった副鼻腔と刺激を受けた粘膜とが細菌にとって住み心地のよい場所になります。副鼻腔からの粘液の排出がうまくいかないせいです。副鼻腔炎の兆候の一つは夜間に出る咳です。抗生物質を暫く飲む治療が原則ですが、おぎた小児科医院の苦手の治療です。1歳までなら、がんがん鼻を吸引していきますが、大きくなると耳鼻科さんしか無理です。鼻づまりは母乳を飲んでる赤ちゃんでは鼻の穴に母乳を垂らす事も有効です。。