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[ネシカ×ライブ](2010/12/15(Wed.) 01:41)
これは、ちょっとお客様には無関係な話に成ってしまうのですが(別に、差別している訳じゃないんですよ^^;)ゲームセンターへのゲーム機仕入に付いての話題になります。

今回、ブレイブルーCS2がネットワーク対応に成りまして、カードを使っての戦歴記録などが出来る様に成り、プレイヤーの方々にも新鮮な感覚でおおむね好評の様ですね。お店を構えて、多くのお客様の笑顔を活力として業務を行っている私たちスタッフにも大きな喜びと成っております。
さて、今回のシステムはもうプレイヤーの方々もご存知の方が多い(この話は書きたくなくて今で一回もここのページでは書かないでいたのですが、今作でプレイヤーの方々より話しかけられる事が多いので書きます。)、従量課金というプレイ回数に応じたゲームソフト使用料を私たち、ゲームセンター店舗がメーカーへ支払わなくては成りません。そう聞くと『大変だなー』とか『俺らには関係ないよ』なんて様々な意見がプレイヤーの方々にも有ると思います。そういう話は別にしておいて、ゲームセンター業界としての話をしようかな。

個人的な意見ですが、こういう利益分配型のシステムはメーカーサイドの一方的な、店舗には逃げ道の無いシステムじゃなければ、選択の一つとして良いと思っています。奇麗事の様ですが、『店舗とお客様』の関係の様に、お互い様の関係(あくまでも持ちつ持たれつの良い協力関係。)と同様に『メーカーと店舗』も、お互い様だと思います。メーカーにすれば店舗はお客様に成る訳ですが、「お客様は神様です」なんて言葉は某演歌歌手の方が言っているだけに過ぎません^^;。9年間、ゲームセンター経営を私も行ってきましたが、売りっぱなしでその後のサポートが一切無いゲームを導入して、何度も痛い思いをしました。ゲームセンター経営の厳しさを痛感した事も幾度も有り、売りっぱなしビジネスに嫌気を感じてもおります。俗にバージョンアップ商法と言われた頻繁なバージョンアップも、経営としては困りもので有りながらもゲームの延命処置としては手段の一つである事は確かです。
さて、持論を少し振りかざした所で、今回の利益分配のプランで一番、危機感を感じないといけないのはゲームメーカーさんだと思います。売るだけビジネスから、より多く稼動させるビジネスへの転換です。自動販売機と同様に、ただ単に設置台数だけ多ければ良いという訳では、中身の商品は売れるか確証が無く、収益に繋がるか不透明すぎるのです。ソーシャルネットワーク系のゲームなら開発費も抑えられるので、リスクが低くてすみますが、HDクオリティのゲームを市場規模の小さく成っているアーケード業界で広めようとするには、後付けのサポートが十分でないと、一気に人気が急降下したらのリスクが高すぎます。極端な喩えかもしれませんが、メーカーさんがミニミニ直営店をいっぱい出店させている様なものです。要するに、面白いゲーム、飽きられない様なゲームそんなゲームを今迄まで以上に責任を持って配信提供して行かないと先細り間違い無し。そんな気がします。私たち店舗も、お客様の貴重な100円玉の内の何割かを支払う訳ですから、それを対価として感じるくらいの良質ゲームを期待したいと思います。
余談ですが、ゲームセンター業界自体が現金商売で、その解り易いシステムで有る意味、ゲームマシンを購入する=宝くじを買うのと同じような感覚だ!と、私が業界に参入する際に話してくれた方が居ました。そんな、一面が有る事は経営をしてみて理解しましたが、それは本当に経営なのかと言えば『???』だと思います。
色々な変化を柔軟に受け入れ、見極める目と、選択する決定力、私なんかも日々勉強の毎日でございます。

つまらない、独り言、読んで下さった方。申し訳無いです。


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