2018.11.11 sun 日本武道館

     1年半ぶりの華風月のライブ。 今回は「第50回 全国吟剣詩舞道大会」のゲスト出演としてのライブとなりました。 席は武道館初のアリーナ席。しかも剣詩舞を披露するフロアステージを真正面から見ることができる2つのブロック席の左側、最前列の左端でした。 上を見上げると、ほぼ真上に大日の丸が見えました。 吟剣詩舞道大会の開会のあいさつが14:05開始。その後、前日のコンクールで入賞した3つのグループの合吟が披露されました。 その後フロアステージにピアノ、箏、和太鼓がセッティングされ、私の真正面に町屋さんのギターが置かれました。 そしていよいよ華風月EXのライブのスタート。町屋さんを除く4人が静かに登場。鈴華さんはピアノではなくフロアステージ中央に位置しました。 オープニングは”星降る丘”。鈴華さんがしっとりと、そして力強く歌い上げました。私から鈴華さんまでは7〜8mの距離、 しかも同じフロアの高さの位置という、奇跡的な場所で聴くことができました。 その後、町屋さんが加わり、鈴華さんはピアノの位置へ移動。この日の町屋さんはさすがに素足ではなく、雪駄(草履?)を履いていました。 2曲目は鈴華さんのピアノをしっかり聴かせる”竹林の風”。そして、MCのあと、誰もが知っている曲ということで”涙そうそう”を演りました。 4曲目、壮心流(鈴華さんの流派)宗家の方が紹介され、宗家を含む4名の剣舞とのコラボとなる、”月に照らされ、風に揺れる華”。 鈴華さんの「今回だけの特別コラボです」の言葉どおりの、とても素晴らしいものとなりました。 5曲目は”深紅”。伸びのある歌声を力強く響かせました。 ラストはやはり”千本桜”。和楽器バンドだとべにさんの三味線ソロが入る場面を、神永さんの「ピアノ鈴華ゆう子」の紹介で、 鈴華さんがピアノソロを立ち弾きで聴かせました。大いに盛り上がって終了となりました。 ピアノ、箏、尺八の音が重なり響き合ったり、繋がって変化していったりする、3人で創り出す音の空間。そこに、和太鼓の音、ギターの音が絡んでくる。 そこに鈴華さんの歌声や神永さんの尺八が伸び伸びと響き渡る。それがとても心地良かったです。 全体的に黒流さんの和太鼓は目立ち気味、町屋さんのギターは控え目で演奏していました。 ただ町屋さんが入ったことで、コーラスができるという今までになかった華風月の曲を聴くことができました。 特別企画吟剣詩舞「明治150年 最後の将軍・徳川慶喜の生涯」の中で 鈴華さんが振袖姿で「江戸開城に懐う」を吟じ、壮心流の方々が剣詩舞を舞う場面もありました。 最後は、吟詠・剣詩舞スーパーチームと華風月&黒流・町屋のコラボ。 ”キリキリマイ”では4人の演奏に合わせ、スーパーチームが剣舞を舞う。しかもそのセンターで鈴華さんが剣舞を披露。 ”川中島の戦い”はスーパーチーム単独の剣詩舞。 ラストは”塒”。 その後、大会副会長さんの閉会のあいさつで17:30終了となりました。 本当に久しぶりの華風月のライブでした(しかも華風月EX)。時々でいいからライブをやってほしいと改めて感じました。とても楽しい一時でした。 当日の詳しい様子は、Billboard JAPAN華風月ホームページで、その他の様子はこちらこちらを見てください。