Macintosh LC。

1991年10月に発売されたLowcostColorが目的のLCから始まって、1992年4月発売のLC、1993年2月に発売されたMacintosh LC。、1993年10月発売のLC475まで引き継がれたこれぞ元祖ピザボックスといわれたスタイリッシュな筐体を持つマシーンである。

性能

ID
CPU
CPU Clock
Bus Clock
Bus幅
Memory

発売時最大Memory

LC

19

68020

16MHz
16MHz
16bit

30Pin SIMM
2枚一組

10MB

LC

37

68030

16MHz
16MHz
16bit

30Pin SIMM
2枚一組

10MB

LC。

27

68030

25MHz
25MHz
32bit

72Pin SIMM
一枚ずつ

36MB

LC475

89

68LC040

25MHZ
25MHz
32bit

72Pin SIMM
一枚ずつ

36MB

LC。の右斜前方から見た姿。一番高いところでも10cmも高さが無くて、スリムなことこの上ない。スロットもフッロピードライブ用の小さなものがデザインされた線の中に埋め込まれている。

LC。の筐体は全く工具を使わずふたを開けることが出来、その他の部品の取り外しもプラスチックの爪で引っかけてあるだけなので、工具を使わずに行うことが出来る。ただし不注意に操作を行うとプラスチックの爪を折ってしまう危険性はある。

小さく薄い筐体にすべての部品を一部の隙間無く効率よく詰め込んであるので、よけいなものが無くかえってすっきりとして見える。手入れも非常に楽でRAMの交換などは5分で終えることが出来る。

ロジックボードの表面。筐体の高さが足りなくて傾いて取り付けられているSIMM(傾いているのが正常で決して取り付けがゆるんでいるのではない)
PDSスロット FPU取り付けようのスロットが見える。右上方のフラットケーブルはSCSI接続でハードディスク接続用のもの。画面表示はVRAMを使って832*624の解像度で32000色での表示が可能である。

ロジックボードの裏面。なぜこの写真を出したのかというと、ほとんど知られていないがLC。も抵抗の位置交換でクロックアップをすることが可能であるからである。写真が下手で申し訳ない。
一個の抵抗交換によって25MHzから33 MHzにクロックアップが可能になる。R14の位置にある0Ωの抵抗を取り外して、何もついていないR74に移動させて取り付けるだけである。ただしこの改造をしたLC。は漢字Talk7.5〜7.5.5でしか起動できなくなる。また一部市販のアクセラレーターカードも使えなくなることを承知しておいてほしい。
またこの改造をするとすべてのLC。が33MHzで作動するわけではなく、作動しないものもあるので、壊してしまう可能性があることを承知の上で試してみる方はご自分の責任でどうぞ。私のは上手くゆきました。ただし速くなってもColor clasiccと同じ程度ですけど。

最後はふたを戻したお尻です。


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