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春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)


見頃を迎えた里山のハナモモの花=15日午前、市内谷根 (2024/04/15)


青空の下、満開のソメイヨシノを楽しむ市民ら=13日午前、赤坂山公園 (2024/04/13)

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コレビレ入館者が激減 対前年比68%
 市商工観光課はこのほど、平成九年度の風の丘・柏崎コレクションビレッジの入り込み客数をまとめた。それによると、客数が対前年比六八%と大きく減少した。 痴娯の家・黒船館・同一庵藍民芸館の三館の客数は合計で三万七千七百九十三人、一館平均で一万二千五百九十八人。八年度の平均が一万八千五百二十六人。オープンした七年度は三万二千四百二十二人で、開館年度の数字から見ると三九%にまで落ち込んだことになる。

 数字が急激に落ちてきている原因には、「存在がわからない」「PR不足」「待ちの経営」「外観が冷たい感じがする」などの反省点が出されているが、三館別々の財団法人で経営されていることから、「総合的な力が発揮されていない」という点も指摘。 一方、コレクションビレッジの客数が大幅な減少を見る半面、すぐ隣に位置する「とんちン館」は健闘しており、九年度は四万七千八百八十一人の入り込みで、前年度(五万三千一人)より減ったものの、減少率を一割程度に抑えている。

 この対比についてコレクションビレッジ側は、「導入路に問題がある」「とんちン館一館を見ると疲れて次を回る気がしないのでは」などの見方をしているが、「近くまで客が来ていることは間違いない」と数字を重く受け止めている。

 コレクションビレッジの将来については、市観光研究開発委員会がこのほどまとめた「市観光振興ビジョン」の中でも触れられており、「広報活動の推進」や「展示方法の見直し」「展示品拡大と蒐集家のネットワークの構築」など活性化のための様々な提言がされている。また、その運営に対しても「集約化」「市の支援策の必要性」を訴え、その現状から即時の対応が求められているとしている。

 三館の建物の所有者である市でも極めて深刻な状況と判断しており、国道8号沿いの導入路に市のサインシステムの第一号として大きな表示板を立てたり、日本庭園の手法を取り入れた斬新な階段を造ったり、様々な支援策を実施してきている。また十年度も百万円の予算を計上し、三館を支援する方針を固めている。

(1998/ 4/ 4)

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