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春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)


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真珠院の即身仏 7年ぶり開帳へ
 市内西長鳥、真珠院(品田由文住職)は23、24日、学問僧で即身仏のミイラ仏となったわが国唯一の例として学術調査と復元が行われた第22世住職・秀快上人の開帳と法要を行う。7年ぶりの開帳に合わせ、復元後初めて保存状態の点検調査も行われる。

 秀快上人は今から220年近く前、同寺裏山の入定堂で自ら作った石室に入って悟りを開く修業を続け、即身仏となった。平成2年6月から、入定堂の改修工事に伴い、わが国ミイラ研究の第一人者である昭和女子大学の松本昭文学博士が開堂・学術調査を行った。また、聖マリアンナ医科大学の森本岩太郎医学博士が遺体調査と復元、保存作業を行った。

 調査の結果、石室に残された古代インドのサンスクリット語や入定堂を囲む塔婆の表記などから、上人が弥勒(みろく)の世界を再現し、仏教上の信念から世の平安と衆生救済を願ったものと分かった。真言宗の教学道場だった長谷寺で修業を積んだ学問僧の実証例はわが国初めてとされ、即身仏の思想的背景と死生感のルーツが明らかになった。これらの模様は当時、日本テレビ系の番組「追跡」で放送され、平成3年9月、市文化財に指定された。

 23日は午前9時から正午まで入定堂で開帳と結縁参詣(結縁証、祈願の札、お守り、5,000円)。一般参詣は午後1時から6時まで。24日は午前9時に稚児、詠歌隊、僧りょの行列が市内大広田の荒川木材建設前を出発。9時半、本堂到着、法要。入定堂の一般参詣は午前9時から午後2時まで。詳しくは同寺(電話25-3301) へ。

(1998/ 5/15)

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