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天明義民とはおよそ200年前、今の刈羽、三島郡の11藩が椎谷藩の圧政に耐えかね、前納金の返済などを求めた農民運動。武力なき抵抗で投獄、死罪などの犠牲者を出しながら、幕府などへの直訴、陳情を繰り返し、ついには藩政改革を勝ち取った。
台本は、東京の町おこし演劇協議会の顧問で父親が柏崎出身の作家・石堂秀夫さん、制作・演出は同協議会代表の大滝満さん。2人は平成6年、中頚大潟町の町起こし芝居で台本執筆、制作、演出を担当した。「天明義民」は2幕21場、1時間45分。公演は11月15日、西山ふるさと館で行う。
一座は4月に発足し、現在、17歳の高校生から70歳代まで町民70人余り。遺族ので西山ふるさと館館長の井利座長は「楽しみながら公演成功に向け、頑張ろう」とあいさつ。山田信町長は「『天明義民』をわが町の顔に。町民自らの活動で内外に訴えていこう」と激励した。
台本の石堂さんは「厳密に時代考証したが、事実だけではドラマにならない。恋愛、夫婦の愛も創作し、こういう台本になった。皆さんの頑張りで良い芝居にしてほしい」と述べた。また、演出家の大滝さんは「本番までの5カ月、皆さんと心をふれ合いながら、良い芝居をつくりたい」とあいさつした。
このあと、主要な配役について義民側、椎谷藩士側それぞれ2人1組で3組程度が本読みをし、作家、演出家が配役を固めていった。自ら役を名乗り出る参加者はおらず、事務局が指名するたびに笑い声が起こっていた。和やかな中にも、緊張した雰囲気が漂い、大滝さんは「固くならず、楽な気持ちではっきりと」とアドバイスしていた。
(1998/ 6/22)
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