
手作りのペーパーフラワーなどを飾り付けたオレンジロード=新潟病院の中央廊下 (2023/09/22)

電気保安功労者の経産大臣表彰を受けた協同電設の山田秀和社長=市内安 田の同社 (2023/09/21)

市展の開幕を前に、各部門で慎重に行われた作品審査=19日午前、ソフィ アセンター (2023/09/20)
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星野さんは1946年4月、群馬県勢多郡東村の生まれ。70年に群馬大学を卒業後、中学校の教諭になるが、わずか2カ月後、クラブ活動の指導中に頚髄を損傷して、手足の自由を失う。入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始め、79年に前橋で最初の作品展を開いた。
以後、全国各都市で開かれた詩画展は、大きな感動を呼び、入場者は100万人を超えた。また、これまでブラジル、ニューヨーク、ハワイなど海外でも詩画展が開かれる一方、91年には、東村で村立の富弘美術館が開館。今春までの入館者が270万人に上るなど生命の尊さ、やさしさを語り続ける作品は多くの感動を集めてきた。
こうした中で、開館3年を迎えるソフィアセンターが、星野さんの作品を通して、これからの次代をになう子どもたちに、現実の社会で見失いがちの感動と大きな可能性を与えたいと、詩画展の誘致に向け、熱いラブコール。かつて不慮の事故で倒れ、生きる希望が出た時に、初めて見た海が柏崎だったという因縁から、快い承諾が得られたという。
展示は「さくら」「てっせん」「花菖蒲」などさまざまな花を題材に、自身の思いを託す詩を添えた作品から水彩画六十点、ペン画四十点の合わせて百点。ほかに、プロフィールパネルなどが並ぶ。随時、ビデオ上映がハイビジョンホールで予定される。
会期は同月27日まで。入場券は前売りで大人が400円(当日500円)、高校生が200円(同300円)で、同センターはじめ市内の書店、産文会館・市民会館各事務室、柏崎日報社でも取り扱い。市内の小・中学生、郡内の中学生には無料券を配布。
初日には本人自身が来柏を希望しているほか、市内のコーラスグループが星野さんの詩による曲を歌い上げる。開催を前に、市内の絵本の会、手をつなぐ親の会、富弘さんを囲む会のメンバーらによる実行委員会組織として「あさがおの会」が発足。民間サイドから支援していく。
(1998/ 6/27)
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