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創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


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反プルサーマルで県議選擁立へ
 来年4月に行われる県議選の柏崎市区(定数2)に、東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル(軽水炉のプルトニウム利用)計画反対を前面に出した候補擁立の動きが急浮上してきた。社民党柏崎支部協議会(会長・飯塚晴紀市議)などが呼びかけて準備を開始したもの。従来の党・地区労の枠組みを超えて、反プルサーマルで結集できる幅広い選挙母体組織を近く発足させ、候補を立てる考えだ。

 柏崎の県議選は、ともに自民党現職で4期目の東山英機氏(54)と3期目の西川勉氏(71)が出馬を決めている。2人に対抗する動きとして社民党と共産党の動きが注目されているが、社民党は先月の支部協定期大会では擁立は難しいとの見方が強かった。

 しかし、プルサーマルが住民投票条例請求運動を含めて大きな論議となっている中で、党・柏崎地区労組会議・市議会社会クラブと、プルサーマル反対の考えを持つ各方面の人たちとの間で折衝・交渉が行われ、幅広い市民組織で候補を擁立する方針をこのほど確認した。

 組織はできるだけ早く発足させたいとしており、その準備と並行して候補者の人選作業を進めていく。準備に当たっている1人である飯塚市議は「政党選挙とは違う、市民の力による戦いになることを期待している。保守対革新というパターンも打ち破ってプルサーマル反対の声を県政に届けたい」と話している。

 今回の動きにより県議選は一転して慌ただしくなりそうで、今後、共産党の動向と併せて、激戦も予想される情勢となった。

(1998/11/ 4)

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