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柏崎の県議選に武本和幸氏が出馬表明

 東京電力柏崎刈羽原発反対運動の中心メンバーで刈羽村議の武本和幸氏(49)は11日、市役所で記者会見し、今年4月行われる県議選に柏崎市区(定数2)から立候補することを表明した。社民党、柏崎地区労組会議、市議会社会クラブやその支援者でつくる「環境を守り住民自治を進める会」(飯塚篤夫・北岡茂男代表)の擁立を受けて無所属で出るもので、同原発のプルサーマル(軽水炉のプルトニウム利用)計画への反対を前面に掲げて戦う。柏崎の次期県議選には、ともに自民党現職の東山英機氏(54)と西川勉氏(72)の2人しか出馬予定がない状況が続いていたが、これでようやく選挙になることが確定した。

 会見で武本氏は「柏崎の県議選に出ることに逡巡(しゅんじゅん)はあったが、反原発運動の1期生として、世界が脱原発に向かっている中で柏崎はこれでいいのかという思いがあり決意した」と述べた。また「柏崎・刈羽の県議が全員自民党ではプルサーマル反対の意思が県会に届かない。危険なものを地域開発と取り引きするような動きはおかしいという流れをつくりたい」と強調したほか、少子高齢化の福祉政策や、新ガイドライン反対などを選挙で訴えていくとした。

 進める会事務局代行の矢部忠夫市議は「従来の社民党・地区労というブロックでなく、市民党的な選挙にしたい」との考えを示し、共産党などにも協力を求めていく必要性も指摘。刈羽村議である武本氏を立てることについては「同じ原発を抱えているのだから市村の境界を意識しなくてもいい」と述べた。

 武本氏擁立は昨年秋から具体化に向けて折衝が続いてきた。同じ4月に実施される刈羽村議選には、武本氏の意思を引き継ぐ候補を立てる方向で検討が行われているという。

 一方、共産党柏崎市委員会も昨年から柏崎の県議選に候補を立てる方針を打ち出しているが、委員長の村山史彦市議は「3つどもえ戦にさらに候補を立てることがいいかどうかも含めて、もう少し議論を深めていきたい」と話している。

 武本氏は柏高−新大農学部卒。学生時代から反原発運動に参加し、昭和50年に刈羽村議初当選。6期目。市内の測量会社を経て、利水・治水調査などの仕事を続けている。刈羽村西元寺。

(1999/ 1/11)

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