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刈羽の県議選も三つどもえ戦

 刈羽村上高町、新潟農産販売社長・近藤昇氏(59)は16日、自宅で記者会見し、4月2日に告示される県議選・刈羽郡区(定数1)に立候補することを表明した。同選挙にはすでに、現職で6期目を目指す自民党の三富佳一氏(60)、共産党の新人・今井賢市氏(54)が名乗りを上げており、近藤氏の出馬表明で昭和50年4月以来の三つどもえ戦となる見通しだ。

 近藤氏は柏農卒。荒浜砂丘地で農業後継者として就農していたが、同地が原発用地となったため離農。東京の米穀卸商社勤務を経て、昭和48年に米穀業・近藤昇商事を大阪で設立。53年には刈羽村で新潟農産販売を創業した。62年に大阪正米市場を設立したが、後に刈羽村に事業を集約。新潟農産販売は現在休業中だ。

 会見で近藤氏は「原発と真正面から向き合い、共存共栄することが大切。従来、原発に賛成か反対かの色分けしかなかった。プルサーマル問題で地域全体がもう一度、原発と地域振興を考える機会が生まれたが、現実は結論を急いで出そうとしている」とし、柏崎刈羽原発のプルサーマル計画の10年先送りを主張。「まず住民投票を実施して、推進派も反対派も共通した数字を認識することが重要だ。その上で地域振興や対策などを論議すべき」と語った。またコメの減反反対と販売競争力強化、高齢者介護負担の軽減などを政策として掲げた。

 選挙戦については「特に支持母体はなく無所属で立候補する」とし、街宣活動で政策を訴え、住民の選択にゆだねたいとしている。

(1999/ 3/16)

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