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プルサーマルで、市議会も住民投票条例案否決

 東京電力柏崎刈羽原発プルサーマル計画の可否を問う住民投票条例案を23日審議した市議会2月定例会本会議は、同日夕、採決を行った結果、賛成9人、反対19人でこの議案を否決した。これにより、市と刈羽村で直接請求された住民投票条例案はそろって議会が「ノー」の答えを出した。西川市長は定例会会期最終日の24日の本会議終了後、東電から事前了解願の提出されている柏崎刈羽原発3号機での来年からのプルサーマル計画導入受け入れについて、最終判断を表明する。

 住民投票条例案の審議は、質疑に続いて討論に移り、賛成の立場で高橋新一氏(社会クラブ)、真貝維義氏(公明)、村山史彦氏(共産党)、飯塚晴紀氏(社会クラブ)、反対の立場で小池寛氏(朋友会)、高橋照男氏(市民クラブ)、今井元紀氏(整風会)、桜井雅浩氏(同)が論じた。

 高橋新一氏と村山氏は、「プルサーマルに反対している市民の声と議会がかい離している」「署名が有権者の3分の1を超えたことは評価しなければならない。住民の声を聞くべきだ」と強く主張。真貝氏は「住民投票は民意発露の行為として民主主義の基本だ」と肯定した。飯塚氏は「制度的に未成熟であっても住民投票実施は時代の流れである」と述べた。

 これに対し小池氏、高橋照男氏、桜井氏は、プルサーマル問題に対して議会がその役割を果たすための努力をしてきたことを強調。高橋氏と桜井氏は「高度の技術的問題を住民投票で決めるべきでない」とも述べた。また今井氏は「今回の住民投票請求は適法・有効だと思うが、住民投票をプルサーマル反対のために使ってほしくない。市議選の争点にすべきだ」と訴えた。

 採決は、30議員のうち高橋長究議長と入院中の高野宰氏(ともに市民クラブ)を除く28人で行われ、賛成は、社会クラブ5人、公明2人、共産党2人の計9人、反対は市民クラブ6人、朋友会7人、整風会5人、無所属1人の19人で、投票条例案を否決した。

(1999/ 3/24)

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