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ハナモモ畑を管理する池田寿一さんから話を聞く鯨波小と米山小の児童= 18日 (2024/04/19)


県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

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プルサーマル 知事が通産相と会談

 東京電力柏崎刈羽原発3号機のプルサーマル計画について、西川市長、加藤刈羽村長が県に受け入れを伝えたのを受けて、平山知事は29日、通産省で与謝野馨通産相と会談した。バックエンド対策(高レベル放射性廃棄物処分など)をはじめとする国の取り組みの意向を改めて聴いたもので、近く県として正式にプルサーマル受け入れを表明する。

 この日の会談は、県の最終判断前に、国の姿勢を確認するため開かれた。知事は地元首長の容認判断に至る経緯、住民投票条例制定の直接請求など、計画の賛否をめぐる動きなどを報告した。また、市村の要望を伝えるとともに、より一層の安全対策、バックエンド対策の着実な実施を求めた。

 知事は会談後、記者団の質問に答え、「『不退転の覚悟』という言葉だけでなく、廃棄物処分の事業主体を決める法案提出の作業をしっかり行ってほしい。新エネルギーの取り組みが目に見える形で行われることも重要と申し上げた」と答えた。また、原子力行政について、「国民的合意の形成は努力してもらっているが、100%満足のいく状況でもない」とし、電気料金の住民割引き制度も求めたという。

 法制化問題について同通産相は「間違いなくきちんと準備する」と答えたとして、知事は国の姿勢を前向きに評価。「(計画受け入れの方向を)修正する材料はない。今日の会談、地元の判断を含め、近日中に判断する。条件はそろった」と述べた

(1999/ 3/30)

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