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洞道での火災を想定し、東京電力柏崎刈羽原発で行われた東電と市消防署 の合同訓練=6日、同原発 (2022/10/07)


ハクチョウの飛来を前に長嶺大池のハス刈りをする地元愛護会=1日、市内西山町長嶺 (2022/10/06)


3年ぶりに行われた柏崎刈羽小学校親善陸上大会=市陸上競技場 (2022/10/05)

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元花火師の前田さんが花火の絵の作品展

 市内松波3の会社社長で、松波町内会長・前田勝利さん(69)が7月3日から、柏崎エネルギーホールで「柏崎の花火と文字の世界」展を開く。かつて花火師として花火製造に携わり、打ち上げた経験を手作りのキャンバスに再現し、1年間に描き続けた作品は250枚以上。海の大花火大会を前に、我流で取り組んだ書とも併せて出品し、訪れた人たちから趣味の楽しさを味わってもらう。

 前田さんは現在の会社を創業するまで、20代から30代にかけて、元柏崎煙火工業所企業組合の花火師。当時は命を張って花火を作り打ち上げて、水中花火の生みの親でもあった。妻の紀代子さん(62)が水彩を習い始めたのをきっかけに、自分も人に迷惑をかけずに、創作活動を楽しみたいと、我流で書に挑戦した。

 しかし、キャンバスに向かう妻の姿を見て、絵画へと気持ちが傾いていった。「写真で花火を撮影したものはたくさんあるが、花火の本質、自分のわかっているすべてを絵で表現し、柏崎の観光のために役立てたら」。小学校で図画を習って以来、数十年ぶりに絵筆を持った。絵の具は家の中にころがる使い古し。旅館業をしている親戚からいらなくなったシーツ、ふとんカバーをもらい、墨汁で染めて手作りのキャンバスを仕立てた。

 前田さんにとって花火師時代の経験から、色や形は頭の中に鮮明に残っていたものの、実際に形に描くことは至難の技(わざ)だったという。最初に開いた花火を描き、キャンバスの大きさによって玉数、構図を考えて、1枚の作品にまとめた。会社と町内の仕事の合間を縫って、朝と晩に絵を描く一方、左右の手で書にも挑戦し、この方は約400枚にも。自分で裏打ちをし、発砲スチロールのパネル張りに仕上げた。

 会場には絵、書合わせて300点を並べる予定で、本物の花火を体感してもらうため、スターマインの「音」を流す。生まれ故郷の北海道の山の名にちなんだ号は「初寒」。前田さんは初めての作品展に当たって、「無心で取り組んだ作品を、少しでも楽しんでもらえたら」と話している。展示は5日まで。時間は午前9時から午後6時まで。

(1999/ 6/28)

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