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春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)


見頃を迎えた里山のハナモモの花=15日午前、市内谷根 (2024/04/15)


青空の下、満開のソメイヨシノを楽しむ市民ら=13日午前、赤坂山公園 (2024/04/13)

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ぎおんまつり パワー全開

 第81回全国高校野球新潟大会(県高野連など主催)は常盤、産大附属がともにベスト16入りし、25日、佐藤池、長岡悠久山の両球場でベスト8をかけて4回戦に挑んだ。

 常盤は春四強の帝京長岡を延長戦で破った2回戦に続き、村上に6−5でまたもサヨナラ勝ちし、5年ぶり2度目のベスト8入りを果たした。柏崎勢の準々決勝進出は同じく5年ぶりだ。

 附属は、柏工を2回戦で破った春4強の新津工に0−10でコールド負けした。柏高は24日の3回戦でシード校の新発田中央に4−7で敗れた。常盤はその新発田中央と4強入りをかけて、27日午後1時から新潟市鳥屋野の準々決勝第2試合で対戦する。

 ◇24日の結果(既報分は除く)
 【市内校の試合】

 =見附球場=
 ▽3回戦
  新潟西
   520004000 11
   01002073× 13
  産大附属
   【新】高野、安川、渡部−笹川【産】甫仮、坂入、室橋−佐藤
   ▽本塁打 佐藤(産)
   ▽三塁打 阿部(産)
   ▽二塁打 高野、小林(新)、佐藤(産)

 8点差でコールド負け寸前の附属は7回、5長短打に3四死球をからめて7点を挙げ、1点差に追い上げた。8回には佐藤が3点本塁打を左翼席場外に放ち、逆転。6回から登坂した室橋は3回を無失点に抑えた。

 =佐藤池球場=
 ▽3回戦
  柏高
   000101002 4
   00202300× 7
  新発田中央
   【柏】箕輪、赤堀−椎谷【新】山尾−江口
   ▽三塁打 木村(新)、湯本(柏)
   ▽二塁打 桜井(柏)、本田(新)

 柏高は6回、敵失から無安打で2点差に詰め寄ったが、その裏、2死から4安打で3点を奪われた。9回には三塁打の湯本が返り、2死満塁から押し出しの1点をもぎ取ったが、後続を絶たれた。

 ◇25日の結果
 【市内校の試合】

 =佐藤池球場=
 ▽4回戦
  村上
   32000000 0  5
   010300101× 6
  常盤
   【村】中村、長谷川−長野【常】長沢、藤田−西巻
   ▽三塁打 佐藤、藤田(常)、中村(村)
   ▽二塁打 松井、長野(村)、西巻(常)

 4点を追う常盤は4回、先発長沢に代わって登坂した主戦藤田が打者3人で打ち取ると、その裏、自らの三塁打などで3点を挙げ、流れを引き寄せた。7回に西巻の左前適時打で同点とし、9回2死二、三塁から山崎が中前にはじき返しサヨナラ勝ちを収めた。藤田は6回を散発3安打の無得点に抑えた。

 =悠久山球場=
 ▽4回戦
  新津工
   210241 10
   000000 0(6回コールド)
  産大附属
   【新】諸橋−笹原【産】甫仮−佐藤
   ▽三塁打 黒井(新)
   ▽二塁打 笹原、清野、諸橋(新)

 新津工は序盤から小刻みに得点を重ね、5回には5連打で4点を挙げた。産大附属は7回、2安打で最後の粘りを見せたが、走塁ミスから得点できず、相手の変化球に3安打に抑えられた。

 【遠藤鉄也監督の話】
 力の差がありすぎた。投手陣を含め2年生の多いチームなので、3、4回戦と緊張感のある中で試合をさせてもらい、勉強になった。 

 ◇27日の予定
 【市内校の試合】
 ▽準々決勝
  常盤−新発田中央(新潟市営鳥屋野球場、午後1時)

 年間最大の市民イベント「ぎおん柏崎まつり」が、待望の梅雨明け発表とともに24日から開幕した。今年も昨年に続いて、東本町まちづくり事業の工事の関係で会場が変更になったものの、25日までに小中学生らによるマーチングバンドパレード、民謡街頭流し、たる仁和賀パレードを次々と繰り広げ、本格的な夏の訪れを華やかに彩りながら、市民の心意気の熱さを見せつけた。土・日曜と重なったこともあり、アーケード下の沿道には市民をはじめ、たくさんの人が訪れてぎっしりと埋め、26日夜には、「海の柏崎」ならではの花火大会で3日間のまつりのフィナーレへ。一方、柏崎港中央ふ頭を主会場に、恒例の港まつりも25日、にぎやかに行われた。

 まつり初日を飾る前夜祭になった民謡街頭流しは24日夜、各地の町内会やコミセン、婦人会、子供会、事業所などから前年と同じ数の56団体・約3300人が参加して、情緒豊かに踊り絵巻きを描いた。

 午後7時、まつり協賛会長の西川市長が「柏崎が待ち望んでいる夏の季節到来だ。そしてまつりもやって来た。柏崎の元気のいい所を見てもらい、やる人も見る人も楽しい3日間にしよう」と力強く、まつりの開幕を宣言。昨年から進行形になった「三階節」を皮切りに、「柏崎甚句」「柏崎おけさ」を繰り返し踊った。

 踊りの波は西本町2の旧魚市場前から最上屋前、駅通りへとL字形で流れて行き、そろいの粋な浴衣、はっぴ姿の踊り手が、返し歌、かけ声などで野趣豊かな雰囲気を盛り上げた。中にはアイデアたっぷりの仮装、ボランティアの学生に付き添われ、車いすで参加した特別養護老人ホームの利用者の姿もあった。

 最上屋前交差点に設けられた仮設ステージでは、音頭取りの柏崎民謡保存会を中心に、公募の市民23人が笛、おはやしの練習成果を披露した。

 2日目の25日夜、西本町・ニコニコ通りと駅通りの二つの会場では、趣向を凝らした山車、威勢のよさで呼び物の「たる仁和賀」が通りいっぱいに繰り広げられ、うだるような暑さを吹き飛ばした。

 今年のパレードには、各町内会、事業所などの合わせて45団体から、延べ78台、約4790人が参加した。前年よりも参加団体・人数ともやや減ったものの、会場の通りを埋めつくした。午後6時から、まつり実行委員長の植木商工会議所会頭が「暑さと仁和賀の熱気のるつぼのような中で、柏崎の心意気を発揮してほしい」と呼び掛け、開幕を告げた。

 2つの会場とも、勇壮なみこし、たるなどをはじめ、趣向を凝らした山車で見ごたえ十分。夕闇が増すに連れ、いなせなはっぴ姿と掛け声で豪快なもみ合いをする本格みこしのボルテージが高まった。一方、だんご3兄弟、ドナルドダッグ、スターウォーズなど人気のキャラクター、話題物のほか、精巧な作りのさまざまな山車、ちびっ子たちの元気なミニショーでも、沿道の見物人を楽しませた。

(1999/ 7/26)

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