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西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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サッカーの本場ブラジルでプロ契約 新田さん

 サッカーの本場・南米ブラジルのリオデジャネイロで、今年6月にプロチームと契約した市内中央町、新田将人さん(22)がこのほど一時帰国した。プロ選手として本格的な活動に向けた労働ビザ取得のためで、柏崎では昔のチーム仲間と一緒に地元協会のリーグ戦にも出場した。

 新田さんは一中時代、サッカー部に所属し、産大附属高校1年の夏、ブラジルに1カ月間の短期留学をした。サッカーへの思いから高2の春に学校を中退し、サンパウロ州の2つのプロチームの少年部で2年近く長期留学をした。

 その後、約5年柏崎で過ごし、一時は趣味でサッカーを続けようと思ったが、「プロになるのが夢。あきらめて悔やむより、最後のふんぎりをつけたい」と今年5月、再びブラジルに渡った。現地のアマチュア大会でプレーしているところを、リオデジャネイロのプロチーム「トゥッピィー」の監督に誘われ、6月にプロ契約。身長168センチ、体重59キロ。現チームでは右サイドバックだ。

 チームはリオの2部リーグで、先月下旬の帰国前までリーグ上位の善戦だった。留学時代の日本人仲間の中には、Jリーグで活躍している選手もいる。ブラジルでは、70年のメキシコW杯でペレとコンビを組み、全試合で得点を挙げた国民的英雄ジャイルジーニョ(54)とも知り合いになった。将来は日本とブラジルのサッカーを取り持つ仕事にも、と思っている。

 柏崎ではかつての所属チームで市内リーグに出場したほか、中学生の指導も手伝った。「けがに気をつけ、レギュラーになって実績をつくりたい。チームが早く1部昇格を果たしてほしい」と新田さん。地元サッカー少年に、「強い意思とやる気、自分の力を信じること」とエールを送っている。

(1999/ 8/10)

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