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春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)


見頃を迎えた里山のハナモモの花=15日午前、市内谷根 (2024/04/15)


青空の下、満開のソメイヨシノを楽しむ市民ら=13日午前、赤坂山公園 (2024/04/13)

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平成10年の観光動態 柏崎は374万人

 日本道路公団北陸支社はこのほど、管内(北陸四県と群馬県、滋賀県の一部)の年末年始(12月25日−1月4日の11日間)の交通混雑状況をまとめ公表した。全体の出入り交通量は約291万9,700台。前年(12月26日−1月5日の11日間)の99.8%だった。柏崎刈羽と県内主要インターチェンジの出入り交通量(概数)は別表の通りで、北陸道柏崎ICは約3万9,500台、前年比98.2%となった。

 北陸道(新潟空港IC−木之本IC)では、全体の出入り交通量は234万9,000台で前年より0.4%増加。新潟県が2.2%増えたものの、他の3県は前年の99%台にとどまった。関越道(水上IC−長岡IC)は40万5,400台の出入りで、県内は前年とほぼ同じだったが、群馬県内が前年の91%で、全体では99%になった。

 北陸道のICで特に利用が増えたのは糸魚川。5万100台(前年より39.4%増加)で、白馬方面のスキー場利用者が増加したことによる。

 北陸道の1キロ以上の渋滞発生は4件。関越道は前年が4件だったのに対して、今年は帰省客とスキー客が重なったこともあって27件発生した。最大渋滞は3日午後7時半ごろの関越道上り湯沢IC−水上IC間で、関越トンネル新潟側入り口を先頭に16.6キロの渋滞となった。なお、期間中の交通止めは北陸道3回、関越道1回で、原因はいずれも交通事故だ。

 県商工労働部がこのほどまとめた平成10年度の観光動態によると、県内の入り込み客数は前年度を3.8%下回る7850万人で、2年続きの減少だった。柏崎は前年度を5.3%下回る374万8300人で、4年連続で県内4位だった。

 1位の湯沢町は827万人、2位の新潟市は691万人、3位の上越市は392万人。県では減少の理由として、@長引く景気低迷の影響A夏季は天候不順で海水浴客、まつり・イベント客が減ったB冬季は週末の悪天候でスキー客が、暖冬少雪で大幅減の前年をさらに下回った――などとしている。

 観光目的では、新設、整備の進む温泉施設の利用客が、昭和63年度から1位だったスキー客を抜いた。県外客は4年連続の減少で、県内客も減少に転じた。

 柏崎の月別、出発地別、目的別の入り込み数は別表の通り。入り込みは夏季に47%が集中し、県内客は63%を占めた。観光目的では日本海フィッシャーマンズケープ、柏崎ぶどう村などの産業観光施設が28%、海水浴が20%、まつり・イベントが16%、柏崎トルコ文化村などの文化施設が9%だった。

 市商工観光課では「手近なまつり、イベント、日帰り温泉などで客が増えている。『安・近・短』の傾向が見られる」としている。

 また、刈羽郡内では新たに5万人以上の観光地点として、西山町の西山ふるさと館が12万1760人、田中角栄記念館が8万8730人だった。郡内の入り込み状況、5万人以上の地点は次の通り(かっこ内は対前年度比)。

 【高柳町】25万6040人( 98.2%)=県内22万2890人
                  県外 3万3150人
  ▽こども自然王国: 8万9220人( 96.6%)
  ▽じょんのび村 :12万 490人( 98.7%)

 【小国町】10万 240人( 89.4%)=県内 9万6300人
                  県外    3940人

 【刈羽村】10万4840人(100.6%)=県内 4万7700人
                  県外 5万7140人
  ▽東京電力原子力
   サービスホール:10万 840人(100.5%)

 【西山町】73万5470人(102.9%)=県内58万2350人
                  県外15万3120人
  ▽海水浴場   :48万4900人( 70.1%)
  ▽西山ふるさと館:12万1760人( 新 規 )
  ▽田中角栄記念館: 8万8730人( 新 規 )

(1999/ 9/ 7)

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