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洞道での火災を想定し、東京電力柏崎刈羽原発で行われた東電と市消防署 の合同訓練=6日、同原発 (2022/10/07)


ハクチョウの飛来を前に長嶺大池のハス刈りをする地元愛護会=1日、市内西山町長嶺 (2022/10/06)


3年ぶりに行われた柏崎刈羽小学校親善陸上大会=市陸上競技場 (2022/10/05)

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東海村の放射能漏れ 市も懸命の情報収集

 茨城県東海村にあるウラン加工施設ジェー・シー・オー東海事業所で30日、国内史上最悪の放射能漏れ事故が発生、市原子力安全対策課は同日午後から報道や関係機関を通じて懸命に情報収集を続けるなど、慌ただしい雰囲気に包まれた。特に今回の事故では住民に対して避難や屋内退避の呼び掛けが行われる事態となったことから、世界最大の東京電力柏崎刈羽原発を抱える自治体として、現地の防災対策の推移を見守っている。

 同課では、昼過ぎのテレビテロップで初めて事故発生を知った。その後、科学技術庁からの速報ファクスで、施設の位置関係と周辺放射線測定値の第1報を入手。また随時流れるテレビ報道や、インターネットで提供される報道各社のニュースによって詳しい状況の把握に努めた。

 同課の若山課長は「原発とはメカニズムが違うが、どうして臨界事故のようなことが起きたのか」と話し、「避難や屋内退避は防災計画に基づかない措置とも伝えられている。事実関係を早く確認したい」とした。

 西川市長は中国訪問中だが、市では1日午前、安達助役と原子力安全対策課などが緊急の打ち合わせを行い、時期を逸しないうちにいつ現地の様子を直接確認するか、市民に正確な情報をどう伝えるかなどについて協議した。

 助役は「このような重大な事故が発生し、驚いている。あってはならないことが現実の問題となったことは極めて遺憾だ」とコメント。「今回の事故で用いられたウラン溶液は原発には存在せず、このようなことが原発で起こることは到底考えられないが、立地地域として推移を注視していきたい」としたほか、「原子力産業を一元的に管理・監督している国に対し、重大事故が二度と起こらないよう強く申し入れたい」と述べた。

 また加藤実・刈羽村長も「わが国初めての臨界事故であり、深刻な事態と認識している」とし、市と同様に推移を注視していく考えを示した。

 一方、柏崎刈羽原発でも情報収集を行い、県・市・刈羽村に随時ファクスも流した。同原発広報部では「原因が正確に断定されていないので、とにかく情報を集めている。原子力に対する不安が増大することが予想されるが、詳しいことが分かりしだい、広報などどういう対策をとっていくか考えたい」としている。

(1999/10/ 1)

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