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「不動滝」周辺整備が完成

 市が農村総合整備事業・集落環境型で整備を進めてきた中鯖石地区「不動滝」の水辺環境・景観保全が終了し、26日、八石保勝会(篠崎義男代表)主催の完了記念式が現地で行われた。

 鯖石地区の農村総合整備事業・集落環境型は平成6年度から11年度にかけて総事業費6億1350万円で農道や集落道、排水路などを整備してきており、そのメニューの1つとして10年度から2カ年で、地域の豊かな環境のシンボルともいえる不動滝の周辺整備に取り組んだ。集落道から滝までの間に約200メートルの遊歩道を整え、誰もが手軽に散策出来るようにしたほか、滝つぼ周辺は周囲の景観と合わせて飛び石を配した石畳の道とし、さらに不動明王のあるポケットパーク、ベンチ、水辺への石の階段などを設置した。電気がなく浄化槽による水洗トイレが使えないことから、土の微生物が汚物を分解する方式の水洗トイレを市内で初めて導入した。

 完了記念式には大勢の地域の人たちが集まり、西川市長や県柏崎農地事務所の石川計画指導課長らが遊歩道入り口でテープカット。この後、全員で新緑を眺めながら滝までの散策を楽しんだ。

 八石山は数多くの滝があることで知られているが、この不動滝が最も大きい。滝は3段に分かれ、全体の高さは約72メートル。通常見えるのは一番下の滝で高さ約30メートル。早春に木々の葉が出そろわない時期にだけ、国道252号からも中段の滝を見ることが出来る。滝つぼには数体の不動明王が安置されており、中でも滝つぼに向かって左側の岩穴に安置されている不動明王は明治の初めに大相撲で活躍した8代目柏戸(市内佐之久出身)が寄進したことで知られる。

 かつては7月24四日に盛大な滝開きが行われ、涼を求める大勢の人が訪れて、茶店が出るほどにぎわったが、近年は訪れる人も少なくなっていた。八石保勝会は長年にわたり、周辺の清掃などを続けてきた。

(2000/ 4/27)

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