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ネット上に地域情報と交流の場「いいねっか」

 柏崎地域ニューにいがた里創プラン策定協議会(会長・西川市長)の総会が29日、議会第一委員会室で開かれ、柏崎地域スマートリンクプランの実施計画を承認した。同計画には地域情報がインターネット上で自由に行き来のできるポータルサイト(入り口のホームページ)として「いいねっか」の構築などを盛り込んでおり、事業化に向け、今年度から基盤整備に着手する構えだ。「いいねっか」は、「柏崎・刈羽情報ネットワークに参加を」を意味する英語の頭文字から名付けた。

 里創プランは第五次新潟県長期総合計画の具体化として、市町村の垣根を越えた地域を総合的に整備して、広域的な活性化を図ることを目的にしている。本圏域では県と柏崎市、高柳町、刈羽村、西山町が参加して、平成9年度に「広域情報ネットワーク」をテーマにした基本構想を策定。10年度に基本計画を策定した後、昨年度は産学官住民が一体になって、実施計画を作り上げた。

 同計画はスマートサロン、創造の森、デジタルフロンティアの各事業化などの目的や事業内容などを挙げた。
(1)情報技術を使う活動拠点の整備・実行組織の立ち上げ
(2)情報技術を使える人を増やすため各種講習会の実施
(3)情報技術を活用した人的ネットワークづくりの支援
――などの取り組みを進める一方、これに並行して、先導事業である柏崎刈羽グラフィティにより幅広く事業の参画を図りたいとした。

 こうした基盤整備をもとに、スマートリンクプランの活動状況や地域情報を日常的に得て、交流を行う場としてネット上にポータルサイト「いいねっか」の構築、講習会による情報マイスターの育成などを目指す。事業は平成19年度をめどに行うが、 技術進ちょくが速い時代を考慮して、十五年度までに重点的に取り組む予定という。この間の事業経費は2億5000万円を見込んでいる。

 席上、同計画の策定に伴い、平成8年度から設置した策定協議会を解散、新たに推進協議会を設立した。会長には西川市長、副会長は樋口高柳町長、監事に三富西山町長、加藤刈羽村長。

 総会の冒頭、西川市長は「これからは事業のねらいを定めた上での推進していくステップに切り替わってくる。具体化をしてくるとともに、これに伴う予算措置が必要であり、推進する事業に責任を負うことになる。より真剣味を感じつつ、やろうとしている事業が地域全体に貢献できるような形にしていかなければならない」とあいさつし、次なる展開への努力と研究を呼び掛けた。

(2000/ 5/30)

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