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ハナモモ畑を管理する池田寿一さんから話を聞く鯨波小と米山小の児童= 18日 (2024/04/19)


県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

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衆院選2区の4候補が第1声

 13日公示された第42回衆院選は同日午後5時で立候補の受け付けが締め切られ、柏崎市・刈羽郡など小選挙区・本県2区では桜井新(67)=自民前=、近藤基彦(46)=無所属新=、村山史彦(65)=共産新=、川原勇(61)=無所属新=の4氏(届け出順)の戦いが確定した。4候補は初日、西蒲原や柏崎で第一声を上げ、西蒲から出発した候補も、3人のうち2人は相次いで柏崎入りした。各候補とも今回の選挙の位置付けを中心にそれぞれの政策を訴え、舌戦が火ぶたを切った。

●生活構造変え国際競争力も 桜井新候補(自民前)

 西蒲原から南下し、午後5時半過ぎ、市内みなとまち海浜公園で柏崎の出陣式に臨んだ。地区選対本部長の西川市長が「桜井先生に7度目のバッジを」とゲキ。地元3県議も応援の弁を振るった。

 これを受けて桜井候補は「日本は世界一の力を蓄えたが、若者の事件が後を絶たない。すべての力を尽くして子供たちが安心して将来を託せる社会をつくらなければならない」とし、「日本の生活構造を変え、教育・家庭をしっかりと立て直す。そして社会・経済活動は欧米に負けない競争力を」と訴えた。また整備新幹線の促進などを強調し、「自民党を中心とした与党に仕事を任せてほしい。景気を支えるために自民党に支援を」と述べた。

●世代交代行い政治の改革を 近藤基彦候補(無所属新)

 市内新田畑の選対事務所で午前11時半から柏崎刈羽の出陣式を行い、ダルマの目入れに続いて第一声を上げた。近藤候補は「3年8カ月、皆さんとともに歩いてきた」とこれまでの支援に感謝の気持ちを伝え、「いま財政や教育などいろいろな改革が迫られている。政治家を代えなければ政治は変わらない。政治は国民が投票で変えることのできる改革。21世紀初頭の代表を選ぶ大切な選挙」と世代交代を主張した。

 柏崎刈羽の後援会代表の1人、高柳の石塚恵一氏は前回の僅差の敗北に触れながら「支持の輪が広がり、追い風が吹き始めた。今度こそ世代交代、絶対に勝つ。若い世代からふるさとの良き社会をつくるために頑張ってもらおう」と訴えた。

●国民主人公の政治つくろう 村山史彦候補(共産新)

 午前10時半過ぎから市内駅前2のイトーヨーカドー丸大柏崎店前で第一声を放った。持田繁義市議のあいさつに続いてマイクを握った村山候補は「自民党は公明党などの力を借りて数は持っているが、苦しんでいる国民の課題を解決する策はない。この衆院選は、国民を主人公とする政治をつくるかどうかの選挙だ」とし、「大型公共事業から福祉・暮らし中心の公共事業に転換しなければならない」と訴えた。 また原発問題に触れ、「世界的には原発の見直しが行われ、東海村臨界事故も起きたのに、日本は安全神話から出ようとしない。市民・国民が危険な原発やプルサーマルに明確な審判を下さなければならない」と呼び掛けた。

●交通事故防止、平和な将来へ 川原勇候補(無所属新)

 自ら新潟で立候補の届け出を行い、午前11時過ぎから西蒲原黒埼町役場前で「政治、経済のプロを今選挙で国会に送っていただきたい。衆院選出馬のこの日を待ち望んでいた」と第一声。「本県に多大な功績を残した政治家はごくごくわずかだ。選挙については素人だが、政治経済についてはどの政治家にも負けない」と呼びかけた。

 政策の1つに交通事故防止を挙げ、「昨年より早く、県内で100人の人が亡くなっている。事故をなくすためには原因究明し、対策を練らなければならない。そうすれば明るい平和な将来ができる」とした。また、エネルギー問題では「原子力から水力、波力発電への緩やかな転換を図っていきたい」と述べた。

(2000/ 6/14)

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