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国領・阪本二人展 会場に珠玉の絵画

 柏崎ゆかりの画家として知られる国領經郎・阪本文男両氏の二人展(市、市教委、同展実行委員会主催)が20日、市内のソフィアセンターで開幕した。市制60周年記念事業の一環。2人の出会いの場になった柏中・柏高の創立100周年の年に、奇(く)しくも初の師弟展が実現した。訪れた人たちは国内の画壇を代表する作品の数々に見入った。

 国領氏(1919―1999)は柏崎の砂丘を原点とした絵画で知られ、芸術院会員、日展常務理事を務めた洋画家。現代画家の道に進んだ阪本氏(1935―1986)が柏高在学中、美術教師として指導し、師弟以上の親交を深めていた。

 共に若き時代を過ごした柏崎で初の二人展には、国領氏の作品から日展初入選の「女医さん」をはじめ、「轍」(宮本三郎記念賞)、「呼」(日本芸術院賞)など17点。阪本氏は「広告の顔2」(安井賞)など15点が出品された。初日午前10時からテープカットに続いて開幕し、訪れた人たちはそれぞれ個性豊かな2人の作品を鑑賞して、足跡をしのんだ。

 会場で国領氏夫人・昭子さん(76)は「柏崎は主人にとって美術教師としての出発点。私たちの結婚の出発点でもあった。卒業生から主人を思い出してもらって立派な展覧会を開いていただき、本当に感謝している」、阪本氏夫人の玲子さん(67)は「主人は柏崎に熱い思いがあった。思いがけず恩師との二人展を開いていただき、すごく喜んでいると思う」と感無量だった。

 会場には、国領氏が昭和23年に市内の写真館スタジオ用に描いた「真昼の夢」など柏刈を中心に、個人などが所蔵している二人の作品約40点も展示されている。会期は11月12日まで。入場料は大人500円、中・高校生200円。図録は1冊1200円。

(2000/10/20)

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