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春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

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柏工機械科生徒が製造業体験

 ものづくりの現場に学ぼうと、柏工機械科の2年生40人が20日までの3日間、地元の製造業20社で初のインターンシップ(就業体験)事業として加工、組み立てなど現場の仕事を体験した。

 インターンシップは、生徒が企業の技術などに学び、学習や職業意識の育成に役立てるもので、「機械実習」として学科全員で行うのは県内では初めてだ。企業、行政、柏崎商工会議所などが推進地域協議会をつくって支援。生徒は2人1組で各社の就業規則に従って「出勤」し、3日間レポートを書いて企業の指導担当者の評価を受けた。

 市内田塚3、自動車部品・制御用バルブなど製造の酒井鉄工所(酒井好道社長、社員82人)では、2人が毎朝7時55分、社員とともにラジオ体操を行った。初日は安全作業の心得などについて話を聞き、計測機器の扱い・実測を学び、2日目の午後からコンピューター制御のNC旋盤を使って製品加工を行った。それぞれ別の機械の操作を担当し、製品を加工しては取り出し、計測を繰り返した。「学校の勉強とは全然違い、緊張します。3日間あっという間でした」と話した。

 現場担当者は「好きなように加工できれば楽しみもあろうが、これも仕事ということを知ってほしい」と目を細めた。柏工OBでもある田中尚栄常務は「ものづくりの現場に携わる経験は、長い目で見て生徒にプラス。受け入れる製造業にも、人材育成としていい取り組みだ」としている。

 藤田信雄校長は「企業には綿密なプログラムできちんと指導してもらい、今後の成果が期待できそうだ。次年度のいい材料が出たと思う」と話している。学校では来月、全校生徒、保護者、関係者を対象に発表会を開くことにしている。

(2000/10/21)

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