PHOTOニュース

市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)


市内3会場で行われた早春茶会。市内外から集まり、春一番の茶会を楽し んだ=市内西港町、シーユース雷音 (2024/04/20)

>>過去記事一覧
柏崎MOX燃料 輸入燃料体検査を申請

 東京電力は26日、柏崎刈羽原発3号機のプルサーマルで使うウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料について、電気事業法施行規則に基づき初装荷用28体の輸入燃料体検査を通産省に申請した。関西電力高浜原発用MOX燃料の品質データねつ造問題を受けて、品質保証面を拡充する輸入燃料体検査の見直しが今年行われており、その後の申請は国内初。

 柏崎のMOX燃料はベルギーのベルゴニュークリア社で製造された。申請を受けて、通産省では品質保証に関する審査を行うほか、燃料が柏崎に到着してから外観などを検査する。3号機のプルサーマルはすでに今年3月に国の原子炉設置変更許可が下りており、今回の検査で合格証が交付されると、来年予定されているプルサーマル実施に向けて大きな手続きがさらに1つ終わることになる。柏崎3号機と同様にプルサーマルを計画している同社福島第一3号機用燃料はすでに今年八月に合格している。

 柏崎の燃料はベルギーからフランスに運んで海上輸送する計画で、日米原子力協定実施取り決め付属書に基づく米政府の了承も9月28日に日本政府に報告された。輸送時期は検査申請に記しておらず、東電も明らかにしていない。

 高浜のデータねつ造に端を発したMOX燃料の品質管理問題では、東電が自社用燃料について「信頼性は高い」とする調査結果を今年2月に通産省に報告し、同省もこれを認めた。この問題での住民説明会(通産省資源エネルギー庁・県・柏崎市・刈羽村主催)は11月8日に柏崎で開かれるが、燃料の健全性をめぐっては反原発団体などの追及が行われているほか、プルサーマル計画そのものに対する賛否の議論も柏崎・刈羽では続いている。

(2000/10/26)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。