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西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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柏崎情報開発学院 閉校惜しみ最後の卒業生

 市内若葉町のコンピューター専門学校・柏崎情報開発学院(理事長・西川市長、阿部英一校長)は24日、第13回卒業式と閉校式を行い、最後の卒業生12人を送り出した。閉校後は市内小倉町の市立教育文化センター(教育センター)が移転整備される。

 学院は地域情報化の中核施設として市が出資し、情報処理専門科で昭和62年4月に開学した。学科増設・改編を経て、学生数の減少から平成12年度の募集を中止した。閉校決定までに市は土地・建物の購入、施設整備などに6億2500万円を投資した。卒業生は753人に上り、このうち留学生は韓国、中国などの延べ83人。卒業生の9割以上が市内をはじめ県内のさまざまな分野で活躍している。

 式には閉校を惜しむ同窓生約70も駆け付け、保護者、来賓らを合わせ約170人が見守った。阿部校長は「卒業生はりっぱに初志を貫徹してくれた。同窓生は建学の精神にもう一度思いを寄せ、それぞれの分野で引き継いでいってほしい」と呼び掛けた。西川市長は「学院の業務は情報開発センターにバトンタッチし、学院のともしたたいまつを継承する」と述べた。

 これに答えて、卒業生代表のことじ智騎さん(23)は「学院で得たものは単に知識、技術だけでなく、人生の糧、支えになるものだ。試練の時は不屈の精神、熟慮断行の覚悟で立ち向かう」と決意を示した。退場する12人に大きな拍手が送られ、女子卒業生は涙を浮かべた。

 同窓会長の丸山智さん(38)は「学院はなくなっても、同窓生の多くは市内などに残っている。IT社会をそれぞれの立場で支えることが、教職員、母校を支援してくれた人への恩返しになる」と話していた。

(2001/ 2/26)

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