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生まれた子供にゆったりと絵本を読んであげ、親子のふれあいを深めてもらえたら――。市では今年度から子育て支援の一環として、子供の出生にあわせ、1冊の絵本を贈る「こんにちは絵本」事業をスタートさせた。県内では初めての事業だ。
同事業は、絵本をプレゼントすることによって、親子のふれあいを深めたり、読み語りを通して、親自身にもゆとりを持ってもらうことがねらいだ。併せて、絵本が子供の情操、言語体験を豊かにする効果にも期待を込めた。英国などでは「ブックスタート」の名で多くの自治体が取り組み、国内では長野県茅野市などで行われている。
対象は今年4月1日以降に生まれた子供。市役所で出生届や乳幼児医療費の助成申請などの手続きをする時に、市側が選んだ30冊の絵本リストを渡し、その中から希望の本を選んでもらって、4カ月健診の際に提出してもらう。その後、9カ月健診で実際に絵本を手渡そうというもので、第1回の配本は来年2月の健診時ということになる。
絵本のリストは市内の幼稚園、保育園にアンケート調査をし、ソフィアセンターや「小さな絵本館サバト」(市内豊町)の協力を得て決めた。0歳から2歳向き、2歳から4歳向きがそれぞれ15冊。幅広い種類の絵本を挙げ、内容も紹介した。また、9カ月健診に手渡すのは、親子に余裕ができ、絵本に対する子供の反応が表れる時期だからという。
担当の市子ども課では絵本の読み語りの実演などをパパママセミナー、赤ちゃん学級などで行うことにしている。同課では「どうしても絵本を読まなければならないということではなく、負担にならない程度に、親子のコミュニケーションのきっかけにつながってほしい」と話している。
(2001/ 4/12)
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