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刈羽議会のMOX意見書に国が回答

 東京電力柏崎刈羽原発3号機のプルサーマルで使うウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料について、刈羽村議会が4月の臨時会で可決した「検査データの公開を求める意見書」に対し、経済産業省原子力安全・保安院が「当省として製造事業者であるベルギーの会社に対して、検査データの公開を求める必要はない」とする見解を村議会に送っていたことが1日分かった。

 村議会では、プルサーマル受け入れの是非を問う住民投票条例案を可決した先月18日の臨時会で、国、県などに対し、ベルギーのMOX燃料製造会社にデータ公開を働き掛けるよう求める意見書を賛成10、反対6で可決した。これに対し、国の回答は可決から6日後、品田村長が住民投票の実施を発表した24日付で送付された。議会の意見書に対し、国がこうした形で回答を寄せるのは極めて珍しい。

 国の見解では検査経過などを説明し、「製造会社などの品質保証活動に問題のないことを確認し、輸入燃料体検査で責任をもって合格と判断した。安全上の問題はない」としている。同保安院企画調整課では「MOXをめぐり、社会、地元の関心が強い。従来からパンフなど資料を作り、ていねいに説明するよう努めてきた。安全規制について、寄せられる意見などにはきちんと説明したい」と話している。

 柏崎市議会では昨年9月18日、9月定例会最終日に同趣旨の意見書を賛成多数で可決しているが、これに対する回答はない。同院企画調整課は「発足以前の話で、承知していない」と説明する。同保安院発足の1月以降、MOX燃料に関する意見書は刈羽村が初めてだという。

(2001/ 5/ 2)

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