PHOTOニュース

柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)

>>過去記事一覧
刈羽村長が住民投票で「村民の良識期待」

 刈羽村の品田村長は7日夜、同町下高町の集会場で村政懇談会を開き、東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル受け入れの是非を問う住民投票について、実施に踏み切った考えなどを村民約70人に説明した。懇談会はこのあと、14日まで4会場で開かれる。

 村長は村だけで完結しないテーマを住民投票で決めることは疑問としながら、直接請求による住民投票条例案を受け入れたことについて、「再び再議に付したら村長解職、議会解散という2つの声が聞かれた。村民の信を仰ぐことが、村を2分する事態を解決する1番の方法だと思った」と説明。「プルサーマルの安全論議は県、市を含めて決着、確認済み。事前了解の社会的責任は重い」とこれまでの主張を繰り返し、「プルサーマルの是非だけでなく、さまざまな要件を含め村の民主主義が問われている。村民の良識と重い判断を期待したい」と述べた。

 参加者からの質問に答え、投票結果が小差などの微妙な場合、議会を含めて議論の必要があるとし、「賛否、保留の票数だけで直ちに判断が決まるわけでもない」とした。棄権、無効票の出方も民意としてくみ取り、保留票の意味合いは賛否双方の主張、村民の意見を聞く中で見極めたいと答えた。

 会場から「賛否を議論する場を設けてほしい」「投票の3択にかかわる十分な情報がほしい」などの要望や、「保留は、受け入れに積極的に賛成できない意思と見るべき」などの意見が出た。水問題、小中学生の社会体育の受け皿づくり、ラピカ問題の調査状況についても質問が上がった。村長は「ラピカ外構工事は調査が進み、差額もある程度出ている。国、会計検査院に一度報告に出向いた」と答えた。

(2001/ 5/ 8)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。