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1月の降雪量は市街小雪、山間部昨年並み

 市と高柳町がまとめた10カ所の降積雪観測地点の1月降雪量によると、「市街地・平場は少雪、山間部は昨年並み」となり、地域によって大きな差があった。

 市街地では正月早々にまとまった雪が降り、市民を驚かせたが、例年雪が降るとされる小正月前後は降雪ゼロが続くなど、1月は少雪で推移した。市街地の県柏崎土木事務所や柏農は、大雪だった昨年の半分程度。ただ近年の市街地はほとんど雪のない年が多く、土木事務所観測点では1997年以降で少ない方から4番目、多い方からは3番目と平均的な数値だ。

 例年、市街地の倍近い降雪がある北条北小、五中の観測地点も今年は市街地とほぼ同じ程度の降雪。鵜川や高柳町岡野町は、近年では例がないとされた暖冬少雪の2000年に次ぐ少ない量だった。

 一方、山間部の高柳町門出や石黒地区は、昨年や近年平均値とほぼ同じくらいの降雪を記録した。高柳町居谷は観測地点ではないため数値は記録されていないが、「観測地点よりさらに多いようだった」と、除雪を担当する柏崎土木事務所では話す。「強い季節風が続く時は、管内では黒姫山の南にある石黒地区の降雪が多くなる傾向にある」というのが同事務所の分析だ。

 アメダスの観測データによると、今年1月の日平均気温の平均値は4.05度で、平年値の2.64度に比べてかなり高く、3月上旬並み。また降雨量は444.0ミリで平年値の291.3ミリより多かった。1月の市街地は積雪もほとんど見られず、「風が強く、気温が高く、雨が降る」と雪消えの3つの条件がすべてそろっていたとも言えそうだ。

 市内東港町にある市の雪捨て場は今冬、まだ一度の利用もなく、“開店休業”状態。今冬一番の降雪が、正月休みの時と重なったことが理由と見られる。市維持管理課でも「2月に入っても利用ゼロが続くのは、近年では記憶にない」と話している。

(2002/ 2/ 9)

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