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西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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地域福祉のつどいで中田武仁氏が記念講演

 柏崎圏域の地域福祉を考えるつどい(同圏域共同事業実行委員会主催)が3日、市民プラザで開かれた。柏崎刈羽の各地から福祉関係者らがたくさん集まり、体験発表と記念講演を熱心に聴いた。

 つどいはボランティア国際年を契機として、世界のボランティア活動状況を視野に入れながら、地域福祉のあり方、住民のボランティア活動、住民参加型福祉サービスを考える場にし、「おたがい様で支え合う福祉のまちづくり」を目指した。

 最初に、圏域内でボランティア活動に取り組んでいる5人が意見発表に立った。柏農3年の小沢雅樹君は元気館などでの活動を語り、「いろんな人と知り合うことができた。こんな体験ができた自分は幸せだ」、総合学習の受け入れに当たった高柳・柏柳の里生活指導員の吉田晴彦さんは「子どもたちから地域の高齢化問題に関心を高めてもらい、高齢者を尊敬する子に育ってもらいたい」と話した。

 小国・社会教育指導員の山本綾子さんは障害児を持つ親の立場から「6歳の女の子が耳の不自由な友だちのことを、『話はよく分からないけど、心の耳で聞けば分かる』といった言葉に感銘した」、刈羽・子育てグループひよこの会の立脇マリさんは「家族や友人、地域に支えられて子育てをしていると知り、大きな支えになった」、西山・サロンボランティアの長嶋礼子さんは「地域のお茶の間、温かいふれあいの場として、お年寄りが安心して暮らせるよう活動を続けたい」と語った。

 記念講演では、国連ボランティア名誉大使・中田武仁氏が「今、なぜボランティアか―ボランティア国際年から見る市民の福祉活動―」として、カンボジア制憲議会選挙の広報監視任務中に殉職した長男・厚仁氏を通し、人間の尊厳などを語った。暴力で血塗られた悲劇の地が今は平和の発信基地に変わったことなどを述べ、「地球の平和に貢献するため、私たちはみんな必要とされている人々であることを忘れていけない」と訴え、会場の共感を集めた。

(2002/ 3/ 4)

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