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8号バイパス部分供用は10月

 国道8号柏崎バイパス事業促進協議会(会長・西川市長)の2002年度総会が23日、市民会館会議室で開かれた。事業を進める国土交通省長岡国道事務所の玉木誠所長は「今年10月に国道252号―353号間を部分供用開始したい」とあいさつ。同区間の開通に全力を挙げるとともに、鯖石川改修工事にあわせた新しい豊田橋の下部工事に着手したいとした。

 総会で西川市長はこれまでの経過を振り返りながら、「部分供用開始で気を緩めることなく、団結して新たなエネルギーで事業全体の完成を目指そう」とあいさつ。玉木所長は具体的な期日には触れなかったが、「柏崎都市圏の基盤となる環状道路として10月に供用開始する予定だ」とした。総会議事に続いて、同事務所が現状の工事概要と今年度の計画を説明。252号―353号間は開通に向けて追い込みに入るとともに、鯖石川改修工事との関連で新しい豊田橋付近の用地買収を進め、橋りょう下部工事に着手したいとした。

 252号―353号間は土盛り工事がすでに終了し、柏崎高架橋では床版工事が仕上げの段階。今後は舗装をはじめ、照明・標識・信号機の設置、植栽を行い、交差している県・市道で一部通行止めや切り替えの工事を行う。このほど、施工業者による連絡協議会も発足して連携を密にするとともに、独自の広報紙を発行して地元住民の理解と協力を得ていくという。

 舗装のうち、柏崎高架橋部分(刈羽郡総合病院前交差点―半田中央交差点・700メートル)は市内で初の凍結抑制舗装を採用する。アスファルトの中にゴムのチップを混ぜた舗装で、弾力があるのが特徴。大型車両が走ると、舗装がわずかに沈むことにより道路表面に張った氷が割れてスリップを防止し、氷の破片は除雪機械が除去しやすくなる。県内では国道18号バイパスの妙高野尻大橋などで採用されている。

 8号柏崎バイパスは現道の渋滞解消、幹線国道の機能強化を目的に、市内長崎から鯨波までの11キロ区間に幅員28メートルの4車線道路を新設しようというもの。1989年の都市計画決定以来、国道252号―353号間2.6キロが先行して工事が進められており、同事務所では同区間の2車線部分供用開始について「今年秋の予定」としてきた。

(2002/ 5/23)

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