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オペラ「てかがみ」の合唱練習開始

 全国から公募した作品を脚色した異色のオペラ「てかがみ」(県文化振興財団、同実行委員会など主催)の柏崎公演に向け、このほど地元合唱団の練習が始まった。上演は10月13日、市民会館大ホール。地元参加型のステージとして、ほかに同館、市観光レクリエーション振興公社が主催する。

 物語は、新潟で旅行代理店を営む男性が、娘とアメリカ人教師の結婚披露宴の最中に起きた火事によって、戦時中を思い出す形で展開する。新潟の捕虜収容所にいたアメリカ人軍医、長岡空襲で母を置いて逃げたことなど記憶をたどるうちに、母が軍医の婚約者に贈った手鏡を花婿の母が持っていたことから、花婿が軍医の孫と分かる。

 作品は全国公募を行い、選考の末に残った入選作3点を1本のオペラ台本にまとめた。現代と第2次世界大戦の新潟、長岡を舞台に、海を越え、時代を越えて手渡されてきた手鏡のエピソードを通じ、語り継いでいくことの大切さ、人と人とのつながりの重さを描いた。平石耕一氏が脚色し、池辺晋一郎氏が作曲した。

 地元合唱団は高校生、一般市民ら約40人。うち男性が約10人参加した。市内在住の矢島昭彦さんの指導で、毎週1回程度定期的な練習を重ねる。傍らで練習を見守る堀憲一・市民会館館長は「市民から、見るだけでなく、参加してもらうステージを目指しており、地域の活性化につながれば幸いだ」と話した。

(2002/ 6/19)

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