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「安野光雅の世界展」開幕

 繊細な描写と優しい色づかいで知られる画家・安野光雅(あんの・みつまさ)氏(77)の原画を展示した「安野光雅の世界展(市、市教委主催)が13日から、ソフィアセンターで始まった。開幕と同時に、たくさんの人が訪れ、独特の作品に見入った。 安野氏は美術教員として上京後、教員のかたわら本の装丁などを手がける。1968年、絵本界にデビューし、淡い色調の水彩画で、優しい雰囲気が漂う作品の数々を発表してきた。昨年春、出身地の島根県津和野町に、これまでの作品を収蔵した美術館が誕生した。

 会場には「歌の風景」「風景画を描く」などのコーナーに、世界の愛唱歌の舞台をはじめ、イギリス、アメリカなど各地を訪ねて描いた水彩、デッサンなど100点余りが並んだ。「菩提樹」「アビニョンの橋の上で」などの題で丹念に描かれ、だまし絵、映画の一場面でも楽しませる。

 また、トランプ王国で繰り広げる愉快な絵本「さかさま」、司馬遼太郎の歴史紀行「街道をゆく」の装画の展示なども。枇杷島小一年の原子裕樹君は「絵の色がきれい」と話し、母親の和加子さん(38)は「細かい所までよく描かれ、歌のイメージがそのまま絵に表現されている。幅の広い画家として引き寄せられる作品が多い」と感心していた。

 併せて、絵本を読んだり、遊びのコーナーも設けられた。会期は28日まで。平日が午前10時から午後8時、土・日・祝日が午後5時まで。入場料は一般・大学生が500円、高校生が300円、中学生以下は無料。

(2002/ 7/13)

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