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今年の稲作、品質向上に期待高まる

 柏崎刈羽地方の稲は今年、気象条件にも恵まれて順調に生育し、品質の向上に期待が高まっている。極早生(ごくわせ)品種はお盆過ぎにも刈り取りを迎え、コシヒカリの収穫適期は9月中旬過ぎになる見通しだ。

 稲作は近年、夏の高温下での登熟によって品質や食味が落ちている傾向にあり、これを避けるために柏崎農協など関係機関では今年、5月連休後の田植えを農家に呼び掛けるなど、田植え時期を遅らせる運動を進めてきた。その成果もあって、刈羽農業改良普及センターによると、出穂(しゅっすい)は越路早生、こしいぶきで昨年より2日ら4日、コシヒカリは1週間近くも遅くなった。

 柏崎刈羽地方は例年、梅雨明けからお盆まで雨が降らず、水不足が懸念されることが多い。柏崎土地改良区では今年も鯖石川ダムの緊急放水を7月25日から受けてきたが、今月4日夜に30ミリを超える“恵みの雨”が降ったほか、12日も雨となり、上旬の猛暑に対し、稲に十分な水を供給することが出来た。

 さらに今年は災害などがなく、関係機関では「このまま推移すれば、品質の向上に期待が持てる」と話す。また収量もかなり多くなる予測だ。ただ心配なのは全体に大型の稲になっており、今後の風や雨で倒伏する危険が高いこと。

 順調な生育により、酒米の華吹雪やうるち米のはしり味など極早生品種はお盆明けにも収穫が始まりそう。刈羽農業改良普及センターが調査・予測した刈り取り適期は越路早生が今月29日から31日、ゆきの精、こしいぶきが9月3日から5日、コシヒカリが9月13日から19日となっている。

(2002/ 8/13)

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