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オペラ「てかがみ」感動の拍手

 新潟ニューセンチュリーオペラ「てかがみ」(県文化振興財団、柏崎市民会館など主催)柏崎公演が13日、市民会館大ホールで行われた。本県ゆかりのソリストに交じり、地元参加型の公演として、一般公募による「てかがみ合唱団」、柏崎少年少女合唱団が舞台を盛り上げ、感動の拍手が鳴りやまなかった。

 作品は昨年、新潟、長岡で初演されたのに続く。全国公募の入選作3点を1本のオペラ台本にまとめた異色の作品で、現代と第2次世界大戦時の新潟、長岡が舞台になった。新潟で旅行代理店を営む男性が、娘とアメリカ人教師の結婚披露宴の最中に起きた火事によって、戦時中のつらい体験を思い出す形で展開した。

 県内出身者がソリストを務め、高校生から60代までの地元合唱団、少年少女合唱団の総勢約70人が出演した。また、新道小2年・阿部智大君が名子役ぶりを発揮した。海を越え、時代を越えて伝えられた1枚の手鏡のエピソードを通し、語り継ぐことの大切さを歌に、演技に託した。  

 合唱団として参加した柏崎小6年・中森未来さんは「練習は大変だったけれど、楽しかった。これからもこういう舞台に出てみたい」といい、柏崎工業3年・小俣正樹君は「初めて衣装をつけて捕虜の役を演じた。終わった後、『やったぁ』という感じだった。高校時代のいい思い出になった」と話した。

 客席から舞台を見守った作曲家で、芸術監督の池辺晋一郎氏は「地元の合唱指導者らのおかげで、よくここまで合唱団が力を出し、やってくれた。これを機会に、地域ぐるみでミュージカル、オペラに取り組んでほしい」と期待した。 

(2002/10/15)

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