PHOTOニュース

西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

>>過去記事一覧
蓮池さんが拉致の状況語る

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に拉致され、一時帰国した蓮池薫さん(45)、奥土祐木子さん(46)は21日、2人が24年前拉致された日に待ち合わせた場所や立ち寄った喫茶店跡、拉致現場の市内中央海岸付近を家族とマイクロバスでたどった。蓮池さんは車中で兄の透さん(47)に、中央海岸で「たばこの火を貸して」と近づいてきた男たちに襲われた時の様子など拉致の状況を一部語った。

 蓮池さんらが拉致されたのは1978年7月31日。透さんの説明などによると、蓮池さんは同日夕、市内東本町1の旧市立図書館の駐輪場に自宅から乗ってきた自転車を置いて、奥土さんとの待ち合わせ場所「柏崎ショッピングセンター」に歩いた。2人は近くの喫茶店に入り、仕事を終えたばかりの奥土さんだけが軽い食事をした。その後、2人は中央海岸に向かった。

 松林を抜けて海岸に出ると、付近には人がいた。辺りは薄暗くなりかけていたころだった。2人きりになろうと、旧柏崎ユースホステル側の人影を避けるように北側の荒浜方面に歩いた。そう遠くないところで、複数の男たちが近づいてきて「たばこの火を貸してくれないか」と話し掛けてきた。たばこの火を探しているうちに、男たちは背後からいきなりつかみかかってきた。蓮池さんは抵抗したが、顔を2回くらい殴られ、目のあたりがはれ上がった。袋をかぶせられ、近くの浜から船に乗せられ、着いた所は北朝鮮北部の清津港だった。「襲われた時は怖かった」と蓮池さんは振り返った。

 拉致の状況について、透さんが「マスコミに話していいのか」と尋ねたところ、蓮池さんは「いい」と答えたという。

(2002/10/22)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。