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拉致事件で政府が家族帰国要請の方針

 政府は24日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に拉致され、一時帰国している蓮池薫さん(45)、奥土祐木子さん(46)ら5人を北朝鮮に戻さず、永住帰国を前提に滞在延長と北朝鮮に残した家族の安全、早期帰国を求めていく方針を発表した。旅行先の赤倉温泉から帰宅した蓮池さんの兄透さん(47)は同夜、政府の発表を歓迎し、「本人を含め子供たちの身の安全を確実に守ってほしい」と求めた。

 政府が帰国を求めるのは、一時帰国した5人の子供7人と、佐渡真野町の曽我ひとみさん(43)の夫で米国籍のチャールズ・ジェンキンスさん(62)、横田めぐみさんの長女キム・ヘギョンさん(15)。家族連絡会が前日、政府に提出した北朝鮮への送還に反対する要望書にこたえた形だ。29日の日朝国交正常化交渉再開までに帰国日程が確定しない場合、交渉の最優先事項として、生存が確認されていない拉致被害者の事実解明とともに早期の帰国日程を北朝鮮に求めていく。 政府の正式発表前、蓮池さんの兄透さんは、中山恭子・内閣官房参与が電話で本人の意思に関係なく滞在延長などを求めるよう政府に要請していると伝えてきたことを明らかにし、「政府から決定的な言葉があれば、本人も従わざるを得ない」と期待感を表明していた。直後の発表に透さんは「こんなに早く政府見解が示されるとは思わなかった。家族ともども感謝している」と述べた。

 透さんによると、蓮池さんは政府方針のニュースに食事の手を止め、真剣な表情で見入っていた。「どう考えるのか」と声を掛けたところ、蓮池さんの返答はなく、反発するようでも喜ぶようでもなかったという。透さんは「粛々と従ってくれるものと期待している」と述べた。蓮池さんは奥土さんに電話をしたが、政府方針について話す様子ではなかったという。

(2002/10/25)

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