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県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)


見頃を迎えた里山のハナモモの花=15日午前、市内谷根 (2024/04/15)

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市議選、2人超過に危機感の戦い

 統一地方選の後半戦として20日告示された柏崎市議選と、22日告示された刈羽村議選が、ともに27日の投開票に向けて最終盤に入った。

 市議選(定数30)は、現職26人・新人6人の32人が立候補。定数2人超過の戦いを展開中だ。一部新人の集票力が読み切れないとの見方が強く、1999年の前回選挙で上位に入った現職候補や大きな組織を持つ強力新人などを除くと、当落・順位をめぐって全般に危機感の強い選挙戦となった。それぞれ基盤固めに力を入れるとともに、票の掘り起こしを目指して全市を街宣。複数候補が自転車を使うなど、行動力をアピールする手法も目立つ。

 前回は最下位当選が977票。候補者が1人多いことや、投票率の低下が予想される半面、前回は1人しか立たなかった中央をはじめ、比角、西部の市街地区でそれぞれ前回よりも候補が競合していることもあり、それがボーダーラインに影響するかどうか微妙な情勢だ。トップ当選は、過去2回連続達成の保守系現職候補を軸に2,3人の争いとなる見込み。

 一方、4年前の市議選は、柏崎刈羽原発のプルサーマル計画に対する候補者の考え方が問われたが、今回は同原発のトラブル隠しに伴う運転再開問題や市町村合併が大きな背景。原発は、この選挙期間中に東電が地元に6号機再開を要請し、これを受けて原子力安全・保安院長が地元入りした。改選後の議会の同意を求める動きもあり、選挙戦に一石を投じるか。ただ、国・東電に対しては保守系候補も大半が厳しい姿勢をとっており、原発が争点となるにまで至っていない。各候補とも環境、福祉、産業など柏崎のまちづくりを前面に出した訴えを繰り広げている。

(2003/ 4/25)

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