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荻野さんがチョウ標本を博物館に寄贈

   市内北園町、荻野誠作さん(80)がこのほど、40年余りにわたって採集したチョウの標本30箱を市立博物館に寄贈した。併せて論文も添えられ、学術的な価値が高いことから、同館では「末長く活用していきたい」と感謝した。

 荻野さんは越路町出身の元教員。現在、柏崎昆虫愛好会の事務局長を務める。昆虫採集は、1930年代後半から30年代初めにかけて寄宿した長岡市在住で越佐昆虫同好会の初代会長・野平安芸雄氏の指導を受けた。その後、61年に火災に遭い、それまで採集した標本を全部焼失。83年に教職を退いてから、再び本格的な採集を始めた。

 寄贈された標本は火災以降のもので、点数にして約1200点。採集地は県内を中心に、北海道、台湾など。荻野さんは「資料として残すべきことは全部論文にまとめたので、博物館で役立ててもらえたら」と話した。三井田館長は「貴重な標本、学術的に価値の高い論文をいただき、博物館の収蔵資料の質が高まった。夏休みの標本展などで末長く活用してさせてもらいたい」と述べた。

(2003/ 5/ 2)

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