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原発監視「地域の会」発足

 東京電力柏崎刈羽原発のトラブル隠しを受け、地元住民の立場で再発防止を図るための組織「柏崎刈羽原子力発電所の透明性を確保する地域の会」(地域の会)が12日、柏崎商工会議所で第1回定例会を開いて発足した。同原発6号機の運転再開に厳しい意見が出るなど、多難な滑り出しとなった。

 地域の会は、地元行政が呼び掛けて、原発推進・容認と反対の団体からの推薦を含む柏崎市・刈羽村・西山町の24人が委員に選ばれた。原発監視のための意見交換、提言などを行うことにしており、県・市・刈羽村・西山町と国・東電がオブザーバーだ。

 12日の初定例会には、西川市長、品田刈羽村長、三富西山町長と桝本晃章・東京電力副社長らも出席。市長は「時間はかかっても、市民のために還元できることが1つでも2つでもあるように、辛抱強くやっていってほしい」とあいさつした。また一連の不正事件について県と東電が経過などを説明した。

 反原発の委員からは「地域の会として6号機運転再開に何の意見も疑問も示すことができなかった。会の役割に危ぐの念を持った」「シュラウド(原子炉内隔壁)などに次々とひびが見つかっている。東電は過去の検査が間違っていたとなぜ言わない」という意見が出た。また、原発推進の立場をとる商工会議所を会場に使ったことに抗議の声も上がった。

 定例会は月1回程度を予定しているほか、6月初めには、柏崎刈羽原発の点検・補修の様子を視察する。

(2003/ 5/13)

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