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刈羽村で古民家再生へ

 刈羽村油田のかやぶき民家で、長岡市を中心とした市民グループが地元集落とともに子供のための古民家再生プロジェクトを開始した。18日には関係者約50人が今後の活動などを話し合い、自然体験の里づくりに夢を膨らませた。

 古民家再生プロジェクトは長岡市川崎町の佐藤茂さん(49)が呼び掛けた。佐藤さんは自営業のかたわら、小中学校の体験学習にかかわり、子供たちに豊かな自然体験や人間交流の場を与えたいと思っていた。集落を通じ、家主の協力を得て、4月にかや刈りを2度行い、屋根に保護のシートをかけた。5月にかけて県立歴史博物館、長岡造形大学が民俗学、建築学の観点から調査を行った。

 メンバーは長岡市を中心とした約150人。委員長の小幡和雄・長岡市立川崎小校長は18日の初会合で「再生だけが目的ではなく、それをどう活用するか夢を描こう」とあいさつした。長岡造形大の平山育男助教授は築100年の家屋調査と修理方針を説明。今後は毎月第3、第4日曜に排水路整備や修理などを行い、今秋かや刈りを3回、来年4、5月ごろに屋根のふき替えを行う。これらの作業と並行し、いろりや土間の整備、畑作にも取り組む。

 家主の長岡市、神林正志さん(56)は「青少年教育の場としてこの家、この自然を有効に使ってもらい、油田がよくなってくれれば」と目を細める。1984年に引っ越したが、かやぶき民家は来客時などに使っていた。近年は屋根の傷みが進み、取り壊しを考えていた矢先だったという。

(2003/ 5/21)

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