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柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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新美術館構想で市民説明会

 市内学園ゾーン内で整備される仮称・環境共生公園に県が建設を予定している新県立美術館構想を巡り、市が初めて市民向けの説明会を25日夜、柏崎エネルギーホールで開いた。説明に続き、会場と意見交換を行い、西川市長は「市民の声を集約し、事業推進を」と述べた。 

 県立美術館は今年度、県が調査費を予算化して、設置に向けた取り組みを進めている。しかし、市内では建設位置、内容を巡って議論があることから、市民とともに柏崎にふさわしい美術館の在り方を考え、より良い美術館を目指したいとして、説明会を計画した。

 会には約130人が集まった。最初にこれまでの経過と現況、話題になっている疑問点を含め、事前に用意した11項目について、市長、相沢教育長が説明した。市長は「市内では20年くらい前から美術館建設の要望が出されていた。今回の話は県立で建設費、維持費も基本的には県が費用負担するわけであり、このチャンスを逃したくない」と述べた。

 また、同構想が参加型・体験型の新しい取り組みであること、寄贈が予定される日本画家・平松礼二氏の作品は県の委員会で選別され、個人的な美術館にはならないこと、「モネの庭」とのセットで自然の中で創作活動ができ、地域振興・活性化に役立つこと――などを挙げた。

 会場から「これだけの構想が決まっているのに、何を要望していいのか」「鑑賞教育の視点から内容が余り充実していない」「混乱のもとは県がはっきりプランを示していないから。県に我々の意見がどう反映されるか」など批判や疑問の声が出た。一方、「美術館は柏崎にあった方がいい」「美術館を核に、全国を相手にした作品展などで地域おこしを」など賛成の意見もあった。

 この日の会を締めくくって市長は「具体的な提案があれば、市民からこういう意見があったと県に伝えたい。市民の声を集約しながら県との連携を図り、事業を進めたい」と結んだ。

(2003/ 5/27)

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