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少年少女合唱団のコンサート。アンコールでは会場と一緒に「ふるさと」 を歌って楽しんだ=24日、アルフォーレマルチホール (2024/03/28)


西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)

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クリーンデーでごみ44トン回収

 環境月間初日の1日、市の呼び掛けで各町内会が「クリーンデー柏崎」の活動に取り組み、たくさんの人たちが空き缶拾いや、下水溝の清掃、草刈りなどに精を出した。あいにくの雨のため、実施を延期した町内もあり、前年より少ないとはいえ、可燃・不燃ごみを合わせ約44トン回収した。また、クリーン活動と、子供たちの総合学習を兼ねて行った町内もあった。

 クリーンデー柏崎は、市の環境基本条例・計画に基づくもので、今年で9年目。全市一斉に清掃・環境美化活動を行うことで、環境を見つめ直し、環境保全意識の向上を狙った。同時に活動を通して、ポイ捨てや不法投棄などを未然に防ぎ、花と緑あふれるまちづくりを目指した。

 午前6時ごろから町内会ごとに集まって、道路、海岸、公園などに落ちている空き缶、ごみを拾ったり、下水溝の清掃や泥上げ、草刈りなどを行った。このうち、関町町内会(瀬下勝美会長、世帯数約400)では、中学生以上から大人は鵜川堤防の草刈り、子供会(田村明美会長)は町内にある市文化財・十王堂の清掃に取り組んだ。

 十王堂は木喰(じき)仏が安置されている所。小学生たちは、はたきで木喰仏のほこりを払い、乾いた布で周囲をていねいにふいた。6年の石黒寛敬君、佐藤広明君、田村大君、高橋兼太君は「初めてここを掃除した。町内に文化財があったのは今まで分からなかった。大事にしていきたい」「すごい宝物。きれいにしたい」と慎重に作業を進めた。

 田村会長は「子供たちは町内の一員として、地域を自分たちの手で守っていくことを学んだと思う」、瀬下町内会長も「ふるさとを大切にする気持ちを一層育ててほしい」と期待を託した。小学生たちは清掃の後、市立博物館の三井田忠明館長から十王堂にまつわる講話を行った。

   市環境政策課の集計では、参加した町内会は234で、雨のため16町内が延期した。収集量は可燃ごみ36.41トン、不燃ごみ7.74トンの合わせて44.15トン。全体では前年よりも5トン余り少なかった。2日からは町内会の協力を得ながら、下水溝から出された汚泥を集める。同課では「今年もたくさんの人から参加してもらうことが出来た。こうした活動をきっかけに、環境美化への意識をさらに高めてもらえたら」としている。

(2003/ 6/ 2)

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