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2学期制検討委が初会合

 市教育委員会は16日、市内小・中学校の2学期制検討委員会の今年度第1回会合を市互助会館で開いた。市内では、従来の3学期制から、年間を2つの学期に分ける2学期制の導入に向けて、今年4月から中学校3ヶ校を推進協力校に指定し、試行を開始した。会合では、実施校が現状報告を行い、委員から意見や質問が出された。

 2学期制は、1つの学期を長期的サイクルでとらえることにより、時間的・心理的なゆとりが生まれ、総合的な学習をはじめ、継続的・主体的・追究的な学習が一層可能になるほか、1学期末の煩雑さが減り、7月の学習と夏季休業前の指導支援の充実が可能になる―――などのメリットがあるとされる。これにより、「生きる力」をはぐくむための教育の展開が期待できるとしている。

 推進協力校は一中、鏡が沖中、五中。検討委員会は、推進の3校の様子を聞き、2学期制のよさ、課題を話し合い、2004年度の試行実施校をどう広げていくかを考えることが目的。委員は学校関係者のほか、保護者、地域関係者が含まれた。初会合では3校の校長が、1学期がスタートして3ヶ月を経過した状況を説明し、意見、質問などを交わした。

 推進校から「2学期制といっても、特別な教育課程を組む必要のない部分が多い」「ゆとりが生まれている」とする感想が出され、保護者、地域から「2学期制のメリットは大きいようだ。やっている学校、やっていない学校ではどのくらい差がつくのか」「前期の途中で休みがあり、学習をフィードバックするのにいい機会」、推進校以外の学校から「教育相談、進路相談など個に対応した活動が期待できる」との意見が寄せられた。

 市教委では、04年度はさらに試行対象校を拡大するほか、特に問題がなければ、05年度に全部の小中学校で実施に移りたい考え。

(2003/ 7/17)

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