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市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)


市内3会場で行われた早春茶会。市内外から集まり、春一番の茶会を楽し んだ=市内西港町、シーユース雷音 (2024/04/20)

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万景峰号が入港

 北朝鮮の貨客船「万景峰92」号が25日朝、約7ヶ月ぶりに新潟西港に入港し、午前8時45分ごろ、中央ふ頭に接岸を完了した。拉致問題の全面解決に向け、政府に同船の入港禁止措置などの経済制裁を求めてきた被害者家族と支援団体は中央ふ頭で抗議集会を開いた。港の周辺では右翼団体が大音量で街宣活動を行い、入港反対デモが行われるなど、騒然とした空気に包まれた。

 同船は不正輸出や不正送金、工作活動への関与など数々の疑惑が指摘されている。6月に入港する予定だったが直前に取りやめ、今年の新潟入港は1月中旬以来、2度目となる。今回は北朝鮮から34人が入国し、日本から朝鮮大学校の修学旅行生ら200人が乗船する。7月29日には同港近くの在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)県本部に銃弾が撃ち込まれ、在日朝鮮人系の金融機関に発火装置が仕掛けられるなど、緊張感が高まる中での入港となった。

 「横田めぐみさん等被拉致日本人救出新潟の会」(小島晴則会長)は中央ふ頭で抗議行動を行い、岸壁に近づく万景峰号の船体に「拉致した日本人を帰せ」「テロ国家は帰れ」とこぶしを突き上げ、シュプレヒコールを上げた。一方、出迎えの朝鮮総連関係者は国際旅客ターミナルで北朝鮮の国旗や小旗を降り、船のデッキからは制服姿の女性乗組員が手を振り、音楽に合わせて手拍子を取った。上空にはヘリコプターが旋回し、警備の巡視船が海上を、ゴムボートが岸壁周辺を警戒した。

(2003/ 8/25)

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