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拉致被害者の蓮池さん夫妻、帰国から1年の会見

 北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(46)、祐木子さん(47)は14日、帰国から1年の15日を前に会見し、北朝鮮が5人の家族を帰さないことを「理解できない」と述べ、「明日にでも、今日この1時間後にも進展があってほしい」と訴えた。会見は市民への感謝の言葉で始まり、最後に2人は「1年という区切りで拉致事件が風化されるのを恐れている。もう1歩、ワンステップ上げていただき、早い解決に協力をお願いします」と頭を下げた。

 2人は帰国後の1年について、「あり得ないと思っていただけに感慨無量の毎日だった」「両親、兄弟、親せき、友だちと再会できたことは夢のよう」と述べた。一方、子供の帰国に予想以上に時間がかかっているとし、「精神的な試練が続いている」「残念でたまらない」と険しい表情をのぞかせた。薫さんは「我々が抑留されているような(北朝鮮当局の)発言があるようだが、これはお門違い。問題解決のために前向きに早く出てきてほしい」と求めた。

 祐木子さんは北朝鮮の生活について、「自由はなかった。好きな時に家族、友だちに自由に会えることは幸せ」と日本での喜びをかみしめ、「子供の帰国を信じ、日本での新しい生活のために頑張っていく。日本で暮らしてこそ、子供たちの将来がある」と決意をにじませた。薫さんは北朝鮮では身分を偽り暮らしてきたとし、「真実のもとで暮らす中に子供たちを連れてきて、新しいスタートを」と述べた。

(2003/10/15)

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