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柏崎総合に伝統、精神受け継ぎ、旧柏農3科の閉科式

 市内元城町、柏崎総合高校(青山雅啓校長、生徒数538人)で30日、旧柏崎農業高校からの3学科の閉科式が行われ、在校生、同窓生、来賓ら約800人が農業科93年などの輝かしい歴史を胸に刻んだ。

 同校は2002年4月から総合学科の設置で校名が変わり、1.2年生は総合学科の生徒。今年度で閉科となる農業科は前身の刈羽郡立農業学校開校の1911年、食品科学科は62年、農業経済科は88年の設置。3月に最後の3年生103人を送り出すと、3科の卒業生は計約7,750人になる。

 壇上には柏農と総合の2つの校旗を掲げた。青山校長は「同窓生が残した精神と実践はこの枇杷島の地で学ぶ若人に引き継ぎ、発展させたい」と述べた。三富佳一同窓会長は「新しい総合高校が時代の要請にこたえることを信じている」と期待を込めた。農業科3年の種岡祐市郎君は畜産専攻で学んだ命の尊さから、「これからの時代に必要な産業は農業。柏農九十年のたすきをつないできてくれた先輩、地域の方々に感謝したい」と述べ、後輩に「より素晴らしい伝統を」と呼び掛けた。

 閉科式に先立ち、正門通学路沿いで記念碑の除幕が行われた。碑は高さ1.8メートル、幅2.5メートル。正面に「ひたいの汗の玉の露」と柏農の校歌冒頭と沿革を、背面に校歌の全五番を刻んだ。

(2004/ 1/31)

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