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柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)

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軽井川南遺跡、今月中に一定の方向

 市議会の全員協議会が1日開かれ、柏崎フロンティアパーク(FP)事業の産業団地造成に伴い、市内軽井川地内で発掘調査が行われている軽井川南遺跡群の経過を当局が説明した。出土した遺構から、本県を含めた北陸地方では最大級の「製鉄遺跡」とされる同遺跡群を巡り、文化庁の調査官から慎重な対応が求められる中で、西川市長は「貴重な埋蔵文化財に配慮しつつ、ごく一部の現状保存を除き、記録保存の形で対応したい」とし、FP事業を継続・推進する姿勢を示し、議員と質疑、意見を交わした。

 同遺跡群は、事業主の中小企業基盤整備機構(旧地域振興整備公団)の委託を受け、昨年秋から発掘調査に着手した。これまでの調査で製鉄、木炭窯などの遺構が数多く発見された。8月中旬、現地調査した文化庁調査官は所見で「砂鉄を原料とした鉄生産に関する遺構が、集中して良好な残存状況で多数見つかっており、古代の鉄生産を考える上で極めて重要な遺跡」とした。市ではこの事態を検討するため、同月23日から工事を1ヶ月間、休止している。

 市長は「事業主の中小企業基盤整備機構、文化庁、議会の意見を総合しながら、判断したい」とし、9月中には一定の方向を出せるよう最大限の努力をしたいとの考えを示した。

(2004/ 9/ 1)

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