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今年の米作りを総括

 柏崎刈羽の農業関係機関・団体による「2004年度売れる柏崎・刈羽米作柄総括検討会」が8日、ワークプラザ柏崎で行われた。変動が激しかった気象条件の中、農家別、地域別に大きく差の出た米の品質を分析して対策を検討。来年から「いもち病に強いコシヒカリ」に切り替わるため、病害虫の予防や防除を巡って意見交換した。

 県地域振興局農業振興部の斉藤宏三部長は「柏崎地域の農業の課題は水と人づくり。産業としてのもうかる米づくりを目指そう」とあいさつ。また、中越地震により用排水を含めて来年の作付け不能地があるかどうかの確認を部で進めている点に触れ、「不都合の解消に努力したい」とした。

 続いて、県や農協、土地改良区などが今年の稲の生育状況、米の品質について詳細なデータを提示しながら分析内容を説明。県全体、柏崎刈羽でコシヒカリの一等比率が50%を下回る中で「栽培履歴を見ると、5月10日前後の田植えで高温登熟が避けられ、土づくり、フェーン時の水管理などをしっかりしている農家では品質が落ちていない」とし、基本技術の徹底を強調した。

 来年から県内一斉に「いもち病に強いコシヒカリ」に転換される。このため病害虫対策では航空防除の回数を減らし、使用薬剤も変更になる予定。柏崎刈羽の場合、他の地域に比べて早生(わせ)品種の比率が高いことから、予防剤や病気多発生時の対応について、意見交換・質疑が行われた。

(2004/12/ 9)

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